「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

「卯の花」に寄せて

2012年04月14日 | お茶三昧



ベランダの「空木」が白い花を咲かせています。
一名「卯の花」ともいいますね。

その卯の花を眺めながら、
今日は茶箱の「卯の花点前」を楽しみました。

午前中のお稽古の時はウグイスの声も聞けました。
「ホーホケキョ」あり、「ケキョケキョ」ありで、
いかにもウグイスという感じで楽しくなりました。


「卯の花というと初夏の花ね」
「そうなんですね」
「『夏は来ぬ』という歌を知っていますか」
30代の方に聞くと、知りませんと言われてしまいました。

ちなみにこんな歌です。

作詞:佐佐木信綱、作曲:小山作之助

1 卯の花の匂う 垣根に
  時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
  忍び音もらす 夏は来ぬ

2 五月雨の 注ぐ山田に
  早乙女が 裳裾(もすそ)濡らして
  玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ

 
3 番 4 番 5番 と続きます。


明治のころの音楽の教科書に載った唱歌ですが、
この歌も古き日本の歌になってしまったのですね。



なつ椿の葉が育ち始め



斑入りガクアジサイもすくすく伸びて、

桜の花が散り始めた今、夏の支度が始まったのでしょうか。