ベランダの「空木」が白い花を咲かせています。
一名「卯の花」ともいいますね。
その卯の花を眺めながら、
今日は茶箱の「卯の花点前」を楽しみました。
午前中のお稽古の時はウグイスの声も聞けました。
「ホーホケキョ」あり、「ケキョケキョ」ありで、
いかにもウグイスという感じで楽しくなりました。
「卯の花というと初夏の花ね」
「そうなんですね」
「『夏は来ぬ』という歌を知っていますか」
30代の方に聞くと、知りませんと言われてしまいました。
ちなみにこんな歌です。
作詞:佐佐木信綱、作曲:小山作之助
1 卯の花の匂う 垣根に
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
忍び音もらす 夏は来ぬ
2 五月雨の 注ぐ山田に
早乙女が 裳裾(もすそ)濡らして
玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ
3 番 4 番 5番 と続きます。
明治のころの音楽の教科書に載った唱歌ですが、
この歌も古き日本の歌になってしまったのですね。
なつ椿の葉が育ち始め
斑入りガクアジサイもすくすく伸びて、
桜の花が散り始めた今、夏の支度が始まったのでしょうか。