「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

反省をして新しい目標を

2011年12月04日 | お茶三昧

頂いた藪椿が毎日一輪ずつ開いています。


「先日のお茶事、とても勉強になりました。そして反省しました。」
と初めてお正客をなさった方の感想です。

以前初めてお茶事のお稽古に参加した時に、
本を読んで勉強して臨んだので、お正客さんのなさることに、
「本にはこうかいてありましたが」と思ったり、言ったりしたことが、
とても恥ずかしく、いまさらながら反省したというのです。

自分が正客をしてみて、始めて、
お茶事が本の通りには進むものでないということを痛感したのだそうです。

いい勉強をしましたね。
本に書いてあることは、いわば直球の打ち方。
変化球に対応していく力をつけるのがお稽古であり、実践であるのですね。
本ですべてか学べれば、稽古はいりませんね。

私も若い頃それで失敗をしています。
ちょっと勉強したからといって、
つい「本にこうかいてあったのですが・・」と言ってしまって、
先生に、「本に書いてあったのならそれでいいです。」と言われてしまいました。
それは「容認」の言葉ではなくて、「叱責」の言葉であったのではと気が付いたのは、
後でじっくり考えた時でした。
先生は本に書いていない、もっと大切なことを教えてくださろうとしたのだと思います。

お茶のお点前に関する本を読んでいて、気がつく方もいらっしゃると思いますが、
本は順番は分かっても、肝心の知りたいことは書いてありません・・
それはちゃんと先生から学びなさいということなのだと思います。

お茶は、人によって伝えられるものです。
そこには師匠との信頼関係が成り立っていなければなりません。
そうやって人格ごと受け入れることで、学べるものだと思います。

だから伝える側も常に勉強して、自分を高めていかなくてはならないのですね。
これは私の反省です。

銀座のイルミネーション

2011年12月03日 | 日記



久しぶりに銀座の明かりを見ました。

ランチの後のおしゃべりをのんびりと楽しんでいたら、
日が暮れてしまっていたのです。
というより、イルミネーションが見たくて、
暗くなるのを待ったというのが正直なところでしょうか。

師走には一日早い日でしたが、
もう銀座はすっかりクリスマスムードで、
ツリーのイルミネーションがキラキラと目を楽しませてくれました。



でもすべてが少しおとなしく感じました。
それが、今年一年を象徴しているようでもあり、
静かに祈る姿のようでもありました。

明るいうちはブランドショップのクリスマス飾りも目にとまりましたよ。




でも日が暮れると、今年は控えめな小さな光が優しかったです。



名物の「MIKIMOTO」 のツリーはやはり人々の足を止めていました。



今年は「希望の翼」と題したオブジェが、
通り沿いに、さまざまな形に翼を広げていました。


地下鉄に乗るまでの短い夜の銀ブラ(古い!!)でした。