台北から車で4~50分のところにある、
千と千尋の神隠しのモデルとなったと言われる情緒あふれる九分(きゅうふん)に。
二度目の今回も雨でした。
梅雨時というだけでなく、雨の多い町だそうです。
前回の思い出をたどりながら、
さまざまなお店の連なる坂道を上がっていきました。
数分上がったところに、今回の宿「九重町」がありました。
「とてもレトロな宿よ」といわれていましたが、
宿泊した部屋は、新しく増築したホテル風の部屋でした。
ただエレベーターのない四階への上り下りは、少々応えましたが。
いくら待っても雨は上がりそうもありません。
意を決して、外をふらつくことにしました。
屋台のようなお店で、食事代わりの何かを食べようという楽しみも、
計画に入っていましたから。
少し上ったところにある、見覚えのある茶坊に入りました。
説明を聞きながら淹れていただいたお茶にほっとして、
帰ったら、同じように説明をしながら、
お稽古の皆さんに、中国茶を淹れて差し上げたいと思いました。
そこから見える夕刻前の景色が、とても素敵でした。
もう少し暗くなると提灯の明かりが、いっそう情緒を増すことでしょう。
茶房を出て、少しつまみ食いをしながら歩きましたが、
やはり仕上げは宿の食堂になりました。
日が落ちると間もなく店はどんどん閉まり、
エリーゼのためにの音楽とともに、ごみ収集車が坂道を上がってきました。
その土地独特のシステムが面白いなと。
その夜は部屋で小さな酒盛りをして休みました。
(↓いつもありがとうございます)
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