祇園祭で賑わう京都に行ってまいりました。
気温38度を超えるという予報に、過酷な状況を覚悟して。
一つ目の目的は、八坂神社のお献茶式です。
毎年祇園祭の時に、表千家と裏千家が、交互に行います。
今年は表さんの茶友に誘われての初めての体験です。
八時前には八坂神社に着きましたが、
もうすでに参加を待つ人の列ができていました。
社殿に上がることができ、お献茶を拝見しました。
献炭・濃茶・薄茶と、厳かにお点前が進みましたが、
待つ時間も含めて、1時間半ほどの正座に、膝が持つかと心配でした。
最後の方はちょっと辛かったのですが、頑張って持ちこたえ、
何とかその後に影響なく、副席回りもすべてこなすことができました。
中村楼での裏のお席では、
ご亭主が気さくにお道具などのご説明をしてくださいました。
「菓匠」席では伝統をテーマにしたお菓子の展示を見ながら、
お菓子とお茶が頂けました。
表さんのお席にも二席入り、
最後は「一力」でのお席に並びました。
午後の炎天下に30分ほど並びましたが、なんとか倒れずに済みました。
なんとまあ、お茶の皆さんは我慢強いですね。
並んだ甲斐あって、お茶のお運びは、きれいな、かわいらしい舞妓さん。
お茶の美味しさが何倍にもなりました。
お席の中で見られた祇園祭のお花。
「檜扇」と「祇園守り」
後姿の花一輪。まだ足取りは確かのよう。
でもホテルに戻ったら、汗でぐしょぐしょの着物になっていました。
ただでも暑い京都、ましてや異常な暑さの今年の気温。
大変な思いのお茶会でしたが、
終わってみるといろいろと心に残ることばかり。
思い切って参加して良かったと。
「今度」とか、「何時か」とか言っているうちに、
きっと機会を失ってしまいますものね。
初めてで最後になるでしょうけれど。
明日は、祇園祭見物をご報告しますね。