今年の卓上カレンダーです。
ただの牛年カレンダーではありません。
「十牛図」カレンダーです。
一月 「尋牛」(じんぎゅう) 牛を尋ね探す。
(本当の自分を求めて旅立つ)
二月 「見跡」(けんせき)牛の足跡を見つける。
(自分を知る手がかりをつかむ)
三月 「見牛」(けんぎゅう)牛を見つける。
(あるべき自分を発見した)
と、図と説明は、順番に月ごとに進んでゆきます。
十牛図とは、悟りに至る10の段階を10枚の図と詩であらわしたもので、
中国の宋の時代の、禅の入門書ですが、
高邁な悟りに至るまでの道程を、こんな可愛らしい絵で描かれたら、
なんだかカレンダーが終わるころには悟れそうな気分にさせられますね。
でも私たちの意見は、
「人間悟ったらおもしろくないわよね。」
「そうそう、ああだこうだ言って悩むのが、けっこう楽しいのかも。」
となり、
人間は(私たちは)そう簡単には悟れないことをを悟って(?)、
お菓子をいただいては、美味しいお茶に満足しています。