「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

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高野山も世界遺産でしたね

2012年06月05日 | 日記

友人と高野山に行ってきました。
学生時代から続く友達四人組。
若いころはよく一緒に旅行をしましたが、その後はしばらくは、
なかなかそろって旅行をするということはできませんでした。

ここ二~三年で、親を見送ったり、亭主に先立たれたり、
子供が独立したりと、それぞれが図らずも自由に動ける身になって、
本当に久しぶりの四人旅が実現しました。

さすがに修行の山です。
そう簡単にはたどり着けませんでした。
大阪から電車を乗り継ぎ二時間、最後はケーブルで上って行きました。

かなりの傾斜を10分ほどのほったところが高野山の入り口です。

おりしも弘法大師開山1200年の記念事業がスタートしており、
「中門」の再建工事も進められていました。


あちらこちらで目にするキャラクター「こうやくん」に見つめられながら、
世界遺産の修行の場を歩いてみました


高野山の入り口「大門」


「金剛峯寺」で曼荼羅についての話が聞けました。
そういえば平清盛にまつわる「血曼荼羅」も高野山に納められているそうです。
近々、公開されるとか。



中庭には日本最古の石庭も。
並ぶ石は雌雄の竜を表しているそうです。



奥の院までの道のりはかなりありましたが、
途中の歴史上名の知れた人々の墓や碑か次々と現れ、
歩きながら話題の絶えない道でした。
たどり着いた弘法大師の御廟は、さすがに立派なもので、
自然と気持ちも厳かに、そして神妙に手を合わせる自分がいました。

泊まりは宿坊でした。


庭は小堀遠州造りということ。


優しいお坊さんの接待で、精進料理を頂き、
一日が終わりました。

ひょんなことから、高野山に行くことになったのですが、
今この年齢になって行けたことが良かったかもしれません。
宗派や信仰と言うことには関係なく、
お大師様と言われて、日本中にその名をとどめる場所のある、
空海に少し近づけた様な気がしたからです。

新しい世界遺産の熊野古道にも通じる高野山です。

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