「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

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茶花は足で生ける

2012年05月01日 | お茶三昧

ベランダで今咲いている花です。



ローズゼラニウム。
去年友達から、挿し木をしたものをもらったのですが、
元気に育って、初めて花をつけました。
香りの強い葉で、花は可愛いローズピンク。
丈夫そうな花なので、私も挿し木をして、
皆さんに分けて差し上げようと思っています。

隣を見ると、もう山芍薬が散っていました。
虎の子の一輪でしたから、散ってしまうと淋しい鉢になってしまいます。

その隣ではミヤコワスレが、次々に花を咲かせていますが。


楚々とした花ですが、こんなにたくさん咲いていると、
心強そうですね。

少し前まで咲き誇っていた、卯の花と、オダマキは盛りを過ぎてしまいました。
本当に花の移ろいは早いです。
今はこれから咲く花を心待ちにしています。


カワラナデシコです。
肝心の中心の花がボケてしまいましたね。
このつぼみは後何日で開くでしょうか。



梅花ウツギ。
大分つぼみは膨らんでいます。
梅に似た白い花が待ち遠しいです。





オオデマリとコデマリ。

皆花を開かせるには、もう少し時間が必要ですが、
気温が上がり、天気の良い日がづづくとあっという間に開くでしょう。
ちょっと期待していたテッセンと、口紅シランは、花芽が見つかりません。
まだ先のことのようです。

五月十三日に、お茶席を持ちます。
我が家のベランダのこれらの花たちが、
その席の床の花入れに、文字通り花を添えてくれるでしょうか。

いよいよ十日ちょっとに近づいてきた今、
それが一番の心配事なのです。

「茶花は足で生ける」と言います。
いえいえ、お行儀の悪い生け方をしなさいということではありませんよ。
足て歩いて、自分で探して、季節の花を手に入れて生けなさいということですね。
私も今日はあちらこちらを歩いて、
当日一番良い姿を見せてくれる花を探し回りました。

今が盛りの物はもう駄目ですし、
咲きそうもないものも残念ながら。
そんなこんなで、いくつか目星をつけて、
あとは前日に収穫に回りますよ。

と言っても、茶花園を持っているわけではありませんから、
植木屋さんもいろいろと見て回ります。
時には人の情けにすがります。
「この花なら何時でもどうぞ」
そう言ってくださる方が神様に見えるほどです。

さあ当日はどんな花が花入れに納まるのか、
今は私にもわからない。
朝晩植え木を眺めては、気をもむ毎日が続きます。






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