「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

五行棚と徳風棗で

2013年10月05日 | お茶三昧


五行棚と徳風棗で、「中置」のお点前を楽しんでいます。

五行棚はこの時期しか使えない特殊な道具ですので、
「またこの時期が来たのですね」と時の経つ速さを実感したり、
季節の移ろいに、無常を感じたり・・

特に夏の猛暑の記憶がまだ冷めやらぬうちに、
炉の気配を感じさせる「中置」のお点前は、
名残りの時期と重なって、一抹の寂しさも感じられますね。

徳風棗の「一粒万倍」の文字を見て、
「宝くじ売り場で見ました」
そんな言葉に今月の「一粒万倍日はいつかしらと。
この日に宝くじを買うとよいそうな。

奥深いお茶の世界と、
下世話な日常が重なった一瞬でしょうか。
どちらもあって、生活なのですよね。

10月はもう一度月見をしないと「片月見」といって片手落ちとか。
今年は10月17日が、旧暦の十三夜のようです。
十五夜はサトイモなどを供えることが多いため「芋名月」と呼ばれていますが、
十三夜は「栗名月」とか「豆名月」と呼ばれています。



これも名残惜しく兎のお干菓子など眺めて、
少しずつ深まりゆく秋を迎えようと思います。



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