金団を作りました。
銘は「薄紅葉」とでもつけましょうか。
今月の「名残の茶事」で、
お菓子担当者が、きんとんを作りたいというので、
その下準備で、大和いもの下ごしらえをしました。
せっかくですのでついでに、冷蔵庫にあった餡で、
明日のお稽古の方の分だけ完成させてしまいました。
私の場合は白餡に、大和いもの、
蒸して裏ごしをし、砂糖を加えて、弱火で練り上げたものを混ぜます。
左がその大和いもの餡で、右が市販の白餡です。
この白餡に、大和イモの餡を3割程度まぜて、風味を出します。
まぜるとこのように白餡の色も、より白くなります。
作る金団のイメージに合わせて、必要なだけ色をつけ、
それを篩いで漉してパーツは出来上がりです。
当日の朝作る予定でしたが、やはり心配のようで、
お茶事の前日に来て作るそうですので、
大和イモの餡だけは作っておかなくてはと、早めに準備をしました。
作った餡は50gくらいずつに分けて冷凍しておきます。
白餡と黒餡があれば何時でも、10個分くらいのきんとんが作れます。
当日は、銘も決まったようですから、
そのイメージで、色にもこだわりがあるようですよ。
一緒に作るのを楽しみにしています。
ちなみに、二年前のクリスマスの茶事で作ったものです。
ご亭主のこだわりで、クリスマスカラーに。
金団はこうして色を変えるだけで、季節が演出できるので、
美味しくて素敵な和菓子ですね。