11月を迎え炉を開きました。
まだ日中は暖かい日もありますが、
朝夕の冷え込みに肩をすぼめる季節になりました。
炉開きの準備をしながら、炉のお釜の重さを新鮮に感じたり、
体力の衰えを自覚させられたりです。
床にはお茶の正月に当たり、
今年も仲良くお稽古しましょうという願いを込めて、「和」を掛けました。
京都旅行の続きですが、
平等院の後に、宇治上神社まで宇治橋を渡って歩きました。
宇治橋の途中にある三の間は、豊臣秀吉がお茶の水を汲ませたという、
茶人には名水の場所として知られているところです。
やっと訪れることができました。
これもお茶の整地巡りですね。
神社にお参りして、
あまりのかわいらしさに、つい買ってしまったおみくじ。
来年の干支の兎です。
おみくじはちょっと迷いました。
実は旅行後すぐに、心配な場所の精密検査を控えていたからです。
悪い知らせが出たら嫌ですものね。
結果は小吉ということで、ひとまず安心しました。
というわけで、旅行の余韻に浸る間もなく、
二日間、精密検査をしてきました。
結果の説明を聞けるのは一週間後です。
それまではまだ疑心暗鬼の日々です。
検査が終わって立ち寄った和菓子屋さん。
予約のお菓子を受け取って帰る途中で、
二日間も検査で頑張ったのだからご褒美よねと、
一日目の分は豆大福
二日目の分はどら焼き、
と用意してしまいました。
二日に分けて頂きました。
こんなことに気持ちがゆく私です。
検査は異常なしに違いないと思うのですが。
11月もよろしくお願いいたします。