桜かすてら (日本橋屋長兵衛製)
ほのかに桜の香のする、とってもしっとりとしたお菓子です。
頂きながら思い浮かんだ歌が。
見渡せば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける (素性法師)
この歌を初めて耳にしたとき、
「こきまぜて」という表現が面白いなあとおもいましたが。
桜の薄いピンク色と、柳の緑が、お互いを引き立て合って、
一層美しく見えるところから、昔はよく交互に植えたりしたそうな。
そんな風情に植えてある場所を見つけてみたいですね。
こきまぜてといえば、
もうすぐ、白いユキヤナギと、黄色いレンギョウが咲き始めますね。
この二つの花がこきまぜて咲いているのもとてもきれいですよね。
つぼみで頂いた椿が、こんなに開きました。
五週目の月末て、稽古がありませんので皆さんに見ていただけません。
だあれもいない茶室ではもったいないので、
テーブルの一輪挿しで楽しんでいます。