朝に床に飾った梅の花も、お稽古の終わる夜にはこんなに開きました。
綺麗な真っ白な梅です。
今日は、薄茶は「絞り茶巾」をしました。
ちらちらと雪の舞う時間もあった寒い一日は、
このお点前をするにはぴったりの日でした。
「絞り茶巾」のお点前は、絞ったままの茶巾をたたむ時間に、
少しでも茶碗が温まるようにと考えられています。
そして、筒のお茶碗を上手に拭くための拭き方の工夫がされています。
これも利休道歌でこんなふうに教えてくれています。
~筒茶碗深き底より拭き上がり重ねて内へ手をやらぬもの~
一度拭いたところにまた手が触れないように、よく考えてありますね。
時々「洗い茶巾」と名前を混同する人がいます。
全く真逆のお点前ですよね。
今が寒さの峠でしょうか。
梅の花を眺めながら、もう春はすぐそこにと。