「3日からやっているわよ」と誘われて、
本年初のサントリー美術館へ。
まだまだ三が日ですから、どこも人が出ていました。
でもお正月でも着物姿はちらほらでした。
若い人の晴れ着姿は見ないですね。
美術館の展示は「世界に挑んだ7年 小田野直武と秋田蘭画」
小田野直武は「解体新書」の挿絵を描いた画家です。
私にはなじみのない人物でしたが、
展示内容は興味深く、飽きずに鑑賞できました。
すごいものが見られると、気負って観る展覧会と違って、
何かゆったりと目にも心にも入ってくるようでした。
実はそれよりも、暮れから痛くなり出した膝も心配だったのです。
今年もこうやってせっせと美術館巡りをするでしょうから、
膝が痛いなどと言ってはいられないのですが。
おかげさまで、膝は心配していたほどのこともなく、
お昼を挟んで初詣をしようと、日枝神社に向かいました。
しかし、列を作って並んでいるたくさんの人を見て、
又すいているときにしようと、階段下から手を合わせて退散。
「そうだ、まだ三が日」だったのです。
そこで次の予定の日本橋に出て、
正月らしいお菓子を少し買うことにしました。
和菓子屋の「鶴屋吉信」に、
注文したお菓子作りを見ながらお茶が頂ける、
そんなカウンター席があるのですが、
ここでもたくさんの人が順番待ちをしていました。
昨日のテレビで紹介されていたこともあるのでしょうか。
ここも平日の空いているときに来ましょうと。
コレド室町の近くにも神社があるというので、
気を取り直してもう一度初詣に挑戦しました。
「福徳神社」というそうです。
ビルの谷間にある小さな神社です。
すぐ後ろでは新しくビルの工事が進んでいるという、不思議な空間でした。
ご覧のような人でしたが、何とか並んでお参りを済ませました。
これで今年も無事に過ごせるかしら。
さあこれで三が日も終わってしまいました。
お正月気分もここまでです。
明日は稽古始め。
今年は三月初めのお茶会での濃茶席という責任があります。
それに向けての準備を皆さんとしたいと思います。
膝の痛みもきっと吹き飛ぶでしょう。
( とこういう精神論で突っ走れるのもいつまでかしら・・)
その予定もあって、
恒例の社中全員顔を合わせての初茶会は無しとしましたので、
お稽古の中で、新年のお茶を楽しむことにします。
今年もよろしくお願いします。