「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

寿老人と鹿

2016年12月30日 | お茶三昧

              

今年は「朝茶事」「名残の茶事」「夜咄の茶事」と、
皆さん頑張りました。

この軸は、今年の茶事の時に掛けた軸の一つです。

画賛で、「眉毛横眼上」と書かれています。
茶事の時はその言葉に注目しましたが。
その言葉の解釈は皆さんにお任せするとして、
絵に描かれた寿老人と鹿がとてもお目出度いのです。

寿老人は、老子の化身とも言われています。
長命、富貴、与宝、種々の病の平癒の神でもあり、
人々の安全と健康を守る神だそうです。
老子を教祖と仰いでいる道教では、寿老人は非常に高位の神で、
その姿は、白髪長寿の老子の姿をしています。
手には、長寿を記した巻物をつけた杖を
持ち、
1500
年生きているといわれる黒い鹿を連れており、
人に延命長寿の福徳を授けるといわれています。

とてもお目出度いですね。
この軸は言葉に焦点を当ててもよし、
絵に注目しても良し。
次はお目出度い場で、観賞してみたいと思っています。

 

さて年越しの準備も着々と進んでいます。
と言っても、
昔のように家族総出で大掃除をするということもなく、
自分さえ気にしなければ、掃除などしなくても、
"次の朝も、次の年も来る"のです。
そんな誘惑の言葉に負けないように頑張れるのが、
年の瀬という言葉の威力( 魔力)なのでしょう。
納戸と化した部屋がすっきりするのを
誰も覗かない部屋ですが、かげながら応援していてくださいね。

どうしたらすっきりするのでしょう・・・

追記
おかげさまで2時間ほどですっきりしました。
これなら、早くやってしまえばよかったと。

 

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