「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

選択するのは自分

2014年07月30日 | お茶三昧


「明後日はよろしくお願いします」
朝一番に元気な声で電話が入りました。
毎月お互いの家を行き来して持っている自主勉強会の確認です。

今回は真のお点前をということで、
台子を出して、真の炭の支度をして、灰型をつくって・・
と、少し余裕をもって一日早く、準備を始めました。

明日は一回おさらいなどして、確かめておきましょうと、心づもりをしていました。

すると次の朝、
「ごめんなさい、体がおかしくて、首もまわらなくなってしまったの。
重症みたいでとても出かけられる状態ではないみたいで。」
と悲痛な電話が入りました。

この暑い時期に、絶対に無理をしては大変と、勉強会は体調が戻るまで、
夏の間はお休みしましょうということにしました。

勉強会の予定の日だった次の朝、
道具を用意したのだからちょっと一人でお点前でもしてみようかしらとも思いましたが、
なんだか気が抜けて、ぽっかりと空いた今日一日を何をしようかしらと。
するとそこへまだ電話です。
「昨日お医者さんに行って治療をしてもらったら、今日はちようしがいいの。
主人も、そんなに行きたいならご迷惑かもしれないけれど、
もう一度電話をしてみたらと言ってくれたので。」
「暑いのに大丈夫ですか。無理はいけませんよ。」と心配すると、
「大丈夫。なんだか振り回してごめんなさい。」と
やりたい気持ちが十分に伝わってきて、それならと決行することに。

好きということは仕方がないものですね。
やりたいという気持ちが元気の源なのですものね。

かくしてその方は、ご主人が手作りの夏野菜を、
キャスター付きのバッグに詰めて、暑い中いらっしゃいました。
なんとスイカまで入っていました。
ご自慢の夏野菜をぜひ届けたいというお気持ちもおありだったようです。
嬉しいやら、ありがたいやら。
実は、いつも楽しみにしているのですが。

私もクリーム白玉あんみつなとを作ってお待ちしていました。

真のお点前をしながら、「陰」だの「陽」だのと。
真のお点前も、知れば知るほど、様々な伝承経路があり、
一筋縄では頭が整理されないことが悩みです。
とどのつまりは、自分が何を大切にして、何を受け入れて、
そして何を伝えていくかを選ぶことなのでしょう。

今自分が知りえたものが絶対的ものでないということは、
常に心にとどめておかなくてはいけないとも思うのです。
迷いが少しでも早く消えますように。

なによりも、お茶を楽しむという時間を増やしたいですものね。




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