先日行ったお茶会で、桜餅を頂きました。
「長命寺の桜餅」です。
ここしばらく食べていませんでしたので、
あのたくさんの桜の葉に、みのむしのようにくるまれた桜餅を見たとたんに、
懐かしさでいっぱいになりました。
浅草育ちの私には、桜餅と言えばそれでしたから。
「葉は全部食べるのは大変なので、
一二枚だけ残してあとは取り除いて食べてください」
と言われて、楊枝で切るのも難しく、もどかしく・・
久しぶりにかじるようにして頂いた桜餅の美味しさと言ったら。
最近は関西の桜餅「道明寺」を買ってきて、
お稽古に使うことが多いのです。
名前は同じ桜餅でも、関東と関西では違うのですね。
二~三年前は、手づくり桜餅も楽しみました。
「自分の分は自分でっくってくださいね。」
と、作る楽しみを味わっていただいたりしたものです。
作り方をまとめた古い写真を見つけて、思い出してしまいました。
皮は、ホットプレートで焼くのですが、
意外と失敗がないです。
初めは写真のように形が上手く仕上がりませんが、
だんだんと上手な楕円形に焼けるようになりますよ。
材料を一つ一つそろえるのは大変なので、
「桜餅セット」を買って作りました。
まだまだ開花宣言には間がありそうです。
桜の便りを待ちながら、手づくり桜餅なんていうのもいいですよね。