「これはあなたを誘うしかないと思って」と友人からメールがあり、
山種美術館で開催されている「和のよそおい」を見に行きました。。
都合で夕方四時の待ち合わせだったので閉館まで一時間。
入口の展示のテーマを頭に入れて、
お目当てを見逃さないようにと、展示内容の順番を気にしながら回り始めました。
鏑木清方は入り口近くに、続いて伊東深水、
クライマックスは上村松園、数の多さは圧巻でした。
友人と「松園の描く着物の色に好みがあるわね」と。
チケットの女性が羽織っている着物の色です。
この色がとても多くつかわれていました。
「五月のお茶会のお茶券の色と同じ」と気づき、ちょっと嬉しくなりましたよ。
その絵の美しさはいうまでもありませんが、
表装の裂地がどれも凝っていて素晴らしいことにも、
私は裂地フェチ?なので目を奪われてしまいました。
松園が絵に託す思いを読んだ時、
その思いを表現して十分であることが、
その言葉に説得力を与えていると思いました。
美しいものはやはり、見る人の心を清らかにしますね。
他にも多くの日本画家の美人画が勢ぞろいで、
一同に会して見られたのは、目の保養になりました。
和服の入場者は割引料金で、プチプレゼント付きと後で知ったのですが、
あいにく今回は洋装で出かけてしまい残念。
プレゼント、なんだったのでしょうね。