「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

展覧会のはしごで贅沢な一日

2011年09月20日 | お茶三昧

誘われて展覧会のはしごをしてきました。

先日NHKの番組で紹介していたという画家の「犬塚勉」さんが、
私達と同じ大学を同じころ卒業した人だということで、
ぜひ作品を見てみたいと思ったからです。
でもその犬塚さんは、残念なことに38才で山で遭難し、
すでに亡くなられていますが。






番組で紹介されたこともあって、
今まではあまり知られていなかった方ですが、
会場にはたくさんの人が訪れていました。

38才で終わってしまった短い時間の間に、多くの作品を残していたことと、
その作風の刻々と変化していったことに驚きました。
それだけ若い好奇心と自分にとっての真実を求める力の強さが、
みなぎっていた時間だったのだなと感じました。
生きていて、今私と同じ年になっていたら、
どんな姿を見せてくれたでしょうか。

考えると、それでも画家としてはまだ若いと言われる年齢なのですよね。
人生、時間を無駄にしなければ、
ずいぶん沢山のことを試すことができるのだなと思いました。
もうおそいかな・・いやまだまだ先は長いですよ。
そんな妙な勇気ももらえました。

日本橋の高島屋が会場でしたので、
久しぶりにデパートの中の資生堂パーラーで食事をしました。
一緒に行った友達は最近、南仏旅行から帰ってきたばかりで、
旅の土産話と、本当のお土産まで頂いて、
しばしゆっくりおしゃべりをして過ごしました。

そのあとせっかくなので、もう一つ楽しもうと、
出光美術館に。




こんな楽しそうな贅沢な展覧会でした。

上質の笑いを理解できたかどうかはまあさておいて、
ほとんどモノトーンに近い世界も、十分すぎるほど楽しみました。
ちょっとヒールのある靴で出かけたので、
美術展の梯子はさすがに足が疲れました。
行く場所が都会の中心なので、ちょっとまともないでたちで出かけますが、
展覧会はこれからはスニーカーに限るなと思ってしまいました。

最後はこの美術館のお気に入りサービスであるお茶を頂きながら、
眼下に見える、皇居と日比谷公園の緑を眺めての一休みで、
疲れを取って帰りました。

夜は南仏土産のお菓子でコーヒーを頂いて、
私の休日の最後を締めくくりましたよ。

 

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