「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

とりとめもなく

2024年05月25日 | 日記

五月の稽古も明日あと一日です。
最終週はちょっと時間ができましたので、美術館に行く予定を入れました。

先日この棗で、お稽古をしていた時、
棗をじっと見ていた小学校二年生のお嬢ちゃんが、
「どこかに四葉があるかも」と。
「当たりです。」
ちゃんと蓋裏に四葉のクローバーが隠れています。
大人は、蓋裏を見るまで何も気づかず、
裏を見て「あら~」なのですが、
小さなお子さんの感性は鋭いと思いました。

今週はお稽古のお菓子は小布施土産の「栗どら焼き」で。
六月に入ると、栗羊羹が控えています。
日持ちのしない順にお出ししています。
どちらかは召し上がっていただけると思います。
運がよければどちらも。

そろそろ暑い日にはエアコンがほしい陽気になりました。
月末には、六月の稽古にそなえていろいろと準備をしましょう。
着物はもう我慢できずに単衣を着ていますが。

六月はお茶事が二件。
淡交会の行事に参加が一件。
お稽古日以外にも、お茶関係の行事が控えていますので、
体調を整えて、全て無事にこなしたいと思います。
昨年突然の入院騒ぎを起こしてから、
どうも体調に自信が持てないでいます。
まあ無事に小布施旅行もいってきたことですし、心配ないのですが。

小布施の岩松院のスナップです。


自分を入れての写真は好まないのですが、
最近、思い出に残すのも良いかしらと、思うようになりました。
遠目で傘の内の写真なら良い事にします。
そういえば、今回の旅行で上野駅で待ち合わせをしたとき、
私の着物姿しか見たことのない方ですので、
「全然イメージが違っていて、わかりませんでした。」と言われました。
そうなんです、外で、和服でない私と待ち合わせをすると、
目の前を気づかずに通り過ぎでてしまう方もいますから。

あまり日を開けると皆さんご心配下さるので、とりとめのない更新です。



 


長野・小布施へ

2024年05月21日 | 日記

少しプログ更新の間が開いたため、皆さんにご心配をかけてしまいました。
お稽古もきちんとやっていますし、元気にしております。

この間、長野と小布施を旅してきました。

長野は善光寺に初めてお参りです。
牛にひかれてではなく、若いお嬢さんにひかれてです。
とても旅慣れている方なので、安心してくっついて?いきました。
「先生が思っていたよりも長い距離を歩けることに感動しました。お元気で何よりです。」
と言われてしまいました。
その方は、私が足の手術をしたときも、
京都の旅でわざわざお守りをもらってきてくださったくらいですから、
長く歩くことを心配してくださったのでしょう。
お付き合いいただいて本当にありがたく、良い思い出にのこる旅になりました。

善光寺では案内人さんにくっついて回り、
真っ暗な中を歩く、胎内巡りとやらもしました。
一つやっては「冥土の土産ができた」という私に、まだ早いと笑われましたが。

長野には長居をせずに、すぐに小布施に向かいました。
まず初めに、栗おこわをすすめられていたので、お昼に早速いただきました。
そして午後は、高井 鴻山記念館と北斎館を見学しました。


葛飾北斎が、80才を過ぎて江戸から小布施に高井 鴻山を頼って来たそう。
そしてそこで残した作品が今も大切に守られています。
真筆のそれはどれも見事なものでした。

小布施と言えば栗のお菓子です。
二軒のお菓子屋さんから、お稽古に使えそうな日持ちのするお菓子を送ってもらいました。
主菓子用二種、お干菓子一種、それと私用の栗蜜、今日それが届きました。
早速明日のお稽古にお出しできます。
しばらくは稽古のお菓子は栗三昧です。

これでお土産はもう大丈夫と。宿に向かいました。

お宿は、わらび温泉の一軒宿です。
こじんまりとした、静かなお宿でした。
お互いに気を使わないようにと、私は最近宿はシングルです。
今回も和室ですが、一人一人別の部屋を取りました。
久しぶりの旅館の和食のお料理をゆっくりと頂きました。
この際だからと、少量の掟破りもたくさんしました。
夕食を食べたら、明日の朝食で会いましようと、それぞれのお部屋に。
三か所ある温泉は、どこも貸し切りで入るシステムなので、
一人でのんびりと入りました。

翌日は、同行の方の今回のお目当てである「岩松院」に。
天井に描かれた、葛飾北斎筆の、「八方睨み鳳凰図」は、
さすがに見事なものでした。
以前は天井画ですから寝てみることができたそうですが、
今は文化財保護の観点から、座って鑑賞してくださいとのことで、
首が痛くなるほど上を向いて鑑賞しました。

見るべきものの目的を果たしたので、
次は町をそぞろ歩きしながら、次の目的のモンブランが食べられる店に。


夢にまで見た「モンブラン朱雀」をいただくことができました。
かなりのボリュームでしたが、夕飯抜きでもよいからと完食です。

「小布施に行きましょ」の誘いに乗らなかったら、
もう経験しないで終わってしまったかもしれない今回の小旅行。
行って良かった、行けて良かった・・と。

皆さん栗のお菓子をお楽しみに。

 

 

 


たのしみなこと

2024年05月07日 | 日記

ミニ向日葵の芽が出ました。
そろそろ間引きをして一本にしなくてはなりません。
暑くなるころには、ちいさな向日葵が鉢の中で微笑んでくれるはずです。

今年はわがマンションの大規模修繕があります。
今そのためのベランダ整理を、今からいろいろと考えています。
前回の時はどのようにしたのか、思い出せません。
とっておきたい鉢植えは、社中の皆さんに分散して預かっていただく予定です。
蹲のセットは洗って、納戸部屋で保管。
もう古くなった枝折戸や、ウッドデッキのパネルなどは、
この際すべて処分します。
業者に頼んでも捨ててもらわなくてはと思っています。
予定している朝茶事が終わったら、ベランダ茶庭は一度まっさらな状態に。
修繕が終わったら、
これからはあまり手のかからないベランダにしようと思っています。

このミニ向日葵も、鉢植えで楽しんで片付けます。

お茶事の招待状が届きました。

社中の有志の方が、私の喜寿を祝ってご招待してくださいます。
久しぶりにお返事のお手紙を書くのも嬉しいです。
都内の御茶席を借りて、ご亭主の勉強も兼ねて、
本格的におもてなしくださるそうですので、私も少し緊張して赴きます。
足の手術と、コロナの流行があり、
お茶事に出向くのも、五年以上間が開いてしまいました。
今から心待ちにしています。


藤の花は見頃でした

2024年04月28日 | 日記

誘われて、藤の花見に出かけてきました。
ゴールデンウィークに突入する前日の金曜日。
混雑は覚悟はしていたのですが、予想以上の人出でした。
今が最高の見ごろということで、
時価(?)の入園料は一番高く設定されていました。



園内は何処もかしこも花花花で、それは見事でした。
人の波も気にならないくらい、花に目を奪われて歩きました。
盛りの花を見るときは、
多くの見物人も、気持ちを盛り上げてくれる要因かもしれません。
感動の共有ですね。

混雑を予想して、少し早めに食事処へ。
毎度のことながらこのような場所では、今の私は食べるものに困るのですが、
やはり私向きのメニューは無しで、ラーメン・焼きそば。たこやき・・
選べるほど種類も無いので仕方なくラーメンを頂きました。
掟破りのチャーシューも食べてしまいました。

紫の美味しそうな「藤の花ソフトクリーム」を見つけたときも、
脂質が多すぎると私は我慢しましたが、
同行の二人が「かわいそうに、全部は多いけれど少しなら」
とスプーンでちょっとだけ分けてもらえました。
と、またもや欠食児童のように、
優雅な花見の話も、花より団子で終わってしまいますね。

花を観賞した後は、
フラワーパークから徒歩で10分ほどのところにある「栗田美術館」に寄りました。
たくさんの伊万里や鍋島のコレクションを観賞することができました。
さすがにここは、立ち寄る人も少なく静かでしたけれど。

思い立って、上野から新幹線を使って出かけてきましたが、
「こんなプチ旅行、時々しましよう。」
と、満足な一日になりました。

連休の始まりは、二日続けてお稽古日でした。
今日は炉の最後のお稽古をしました。
お釜の近くが暑い一日でした。
さて風炉の準備をして、五月を迎えなくてはなりませんね。

 


桜が終わると次は・・

2024年04月18日 | 日記

小さな箱を頂きました。

ミニひまわりを咲かせるキットです。
楽しみに蒔いてみようと思います。

桜の季節が終わっても、次々と咲く花たちが、
散歩の道すがら目を楽しませてくれています。

来週は藤の花を見に行く予定を立てています。
お天気が良いのを願っています。

お茶のお稽古は、炉の最後の月です。
気温の上がった日は、ベランダのガラス戸を開け放つと、
爽やかな風に乗って、小鳥の声が聞こえてきます。
「今鶯が鳴きましたね。」
「鳴き方がまだへたですねえ。」
そんな会話をしながら、頂くお薄が美味しいです。
桜尽くしだったお菓子も、そろそろ終わり、
次は新緑のイメージでしょうか。
そうこうしているうちに、「柏餅」ですね。
花を追いかけ、お菓子を追いかけ、
季節の道具をせっせと出して、お稽古を楽しんでいます。

さて今日のお稽古の後の一服は、
いつもの和菓子とお茶ではなく、頂いたスィートポテトと紅茶。



 

 


捨てる神あれば拾う神あり

2024年04月09日 | 日記

膵炎を起こしてから、脂質を押さえた食事をしています。
脂質以外にも、カフェイン、刺激物、アルコールも控えています。
おかげで、体重がひと月ごとに1キロずつ減り、5キロほど減少しました。
膝のお医者さんには、それは良い事ですと言われましたが、
私自身は少し心細い気もしていました。
ちなみに49キロから44キロになりました。
そんな体重もここの所落ち着いてきたので、これが底かとほっとしています。
初めは、食事制限で控えなさいと言われたものを見て、
なんと全て私の好きなものばかりと、夢も希望も無くなる思いでしたが、
捨てる神あれば拾う神ありです。
世の中にはそんな制限を抱えた人のために、
様々な工夫をした食品があるものです。

コーヒー好きの私にはこんなカフェインレスコーヒー。

緑茶の代わりにフレーバーなルイボスティー。
どちらもネットで見つけて取り寄せています。
他には低脂肪牛乳に、脂肪ゼロのヨーグルトと、
低脂肪とうたわれたものを探して、取り入れています。
低脂肪と言うと、何か味が物足りない気もしますが、
そこは果物や、ソース、ジヤムなど、トッピングで、美味しくアレンジ。
高脂肪の物は、一人前の量を半分にして、それなりに満足しています。
それにこの年ですから、もうたくさんは食べられませんので、
何とか、一日の脂質の量を30グラム程度に抑えられています。
デザートはケーキでなくとも、和菓子好きの私にはそれで問題なし。

こうしてみると、美味しいものを我慢せずに、
少しの量いただくという生活に、けっこう満足しています。
先日社中の方に、体の厚みが少し薄くなりましたねと言われました。
スカートやジーンズのウエストがゆるくなったことにも満足。
5キロもやせるとやはり結果にコミットですね。
でもこれ以上痩せると風に吹き飛ばされそうですので、
本当にこの辺で打ち止めにしてほしいです。
私はダイエットしたかったわけではありませんが、
ちょっと脂質を気にしながら食事をしただけで痩せるのですよ。
ご参考までに。

 


五年目検診と上野のお花見

2024年04月04日 | 日記

四月に入り、膝の術後五年目の検診に行ってきました。
横須賀の病院まで、片道三時間近く。
年に一度骨の状態を見てもらいに通うのですが、一年の経つのがとても速く感じられます。
おかげさまで、骨の状態は良好ということで、
来年は手術をしていない左の膝の状態も、一緒に見て頂く予約をしてきました。
診察が終わると、丁度お昼時です。
昼食抜きもさびしいので、病院内のレストランで食事をすることに。
去年までは好きなメニューを、何も考えないで選べましたが、
脂質を押さえた食事を余儀なくされている今は、色々と悩んで選ばなくてはならず、
この一年で、一つ変わったことがあったのだと、思い知らされました。

帰りがけに、上野駅の駅中で、お稽古に使うお菓子を探しました。
お干菓子代わりになるお菓子があるお店を、見つけておいたのです。

さて翌日は、あらためてお花見に上野まで繰り出しました。



ようやく桜も咲き、3~4分咲きの花を眺めることができました。
予想はしていましたが、外国人の旅行客の多い中のお花見でした。
それでもシートを広げての日本人花見客を眺めながら、
何年かぶりの上野の王道の花見を楽しみながら歩きました。
不忍池を通って根津まで歩き、予約していた小さなレストランでランチ。
その後は谷中をそぞろ歩き。

途中、谷中銀座で見つけた和栗のお店に立ち寄って、
美味しい栗のスゥィーツをいただくことができ、
お八つに甘味狙いの私は、大満足。

どうしても花よりだんごになってしまう私でしたが、
これで五日間続くお稽古のエネルギーも充電できました。

皆さん四月もお茶のお稽古頑張りましょうね。


桜の開花 待たされています

2024年03月27日 | 日記

床に隅田川香合を飾って、
桜の開花を今日か明日かと待っています。
初めの予想よりずいぶん遅れていますね。
二日後にお花見の予定を入れてあるのですが、
どうやら花より団子になりそうです。

「清水へ祇園をよぎる桜月夜 こよひ逢ふ人みなうつくしき」

このような歌に、気持ちがとろりとするような春爛漫は、もうすぐ。
気の早い友人たちと、藤の花見の予定まで立てています。
ゆっくりと訪れた春は、足早に過ぎていくでしょうから。

「小布施に行きたいですね。」
「そうね、ついでに善光寺にも寄ってみるのもいいし。」
そんな話で盛り上がっていたのですが、
それが実現することになりました。
お若い社中の方と二人ずれです。
少しよたよたしている私とお付き合いくださるなんて、
なんと奇特な方でしょう。
もう宿も予約しましたから、決行です。
五月の空の下、葛飾北斎と、栗のお菓子を楽しんできましょう。

四月の稽古は、旅箪笥を出し、透き木釜を掛けて、
炉の季節を惜しみながら過ごしましょうか。

 


久しぶりのダブルヘッター

2024年03月19日 | 日記

昨日は風の強い寒い一日になりましたが、
そんな中、都心まで出かけて、久しぶりにダブルの予定をこなしました。

六本木のミッドタウンで友人と落ち合って、まずは軽くランチ。
そして豪華デザートを堪能すべく、お向かいの甘味処(とらやさん)へ。

 

店の展示コーナーでは、「和菓子とマンガ」というテーマでの展示が。
和菓子が数多くのマンガの中で、取り上げられていることを知りました。
取り上げられている和菓子も様々で、
あの「ドラえもん」も、どら焼き大好きという設定ですものね。

さてお目当ての甘味を頂きにお店に入りました。
一品66円でトッピングもプラスしてもらえるということで、
花豆と白玉をプラスした豪華なあんみつを迷いなく注文。
これが目的で、ここまで来たのですものね。

今日のメインにと期待して訪れたお店です。
寒天、餡子、トッピング、黒蜜まで、とても美味しくて、満足しました。

お腹が満たされた後はその足で、
サントリー美術館で開催中の「織田有楽斎」を鑑賞しました。

予想していたよりも密な展示で、あきることなく見て回れました。
漠然としていた織田有楽斎のイメージがまとまったような気がします。

さていつもなら、これで帰途に就くのですが、
数日前にもう一つお誘いがあり、夕方からのことなので迷うところですが、
出先のついでと、お誘いに乗りました。

場所は代官山。
ロータリークラブの卓話例会で、
建築家で陶芸家の、奈良祐希さんのお話しを聞きました。
奈良さんは、金沢の大樋焼次期12代目当主でいらっしゃいます。
お話の中には今回の震災にも触れられ、
何百年もかけて作り上げた窯が損傷してしまったことや、
作品が被害にあってしまったことなどを伺い、
天災にはいたしかたもなく、とてもやるせなく思いました。

会場を出たのが八時頃で、一時間半ほどで家に帰れるはずでしたが、
電車が遅れるなどして、帰宅はかなり遅くなりました。
それでも久しぶりのダブルヘッターをこなせたことにほっとしました。





 


陽気が良いので

2024年03月11日 | 日記

蕾で頂いた椿が一日で開きました。
今日は日差しもあり、風もそれほど強くないので、
明日の雨の予報を聞いて、今日のうちにと色々と用事を済ませました。

まず歯医者の定期検診に。
なんと丁度それに合わせたように、
二三日前に詰め物の金属が、取れました。
まずすぐそれを治療してもらいました。
今は三か月に一度の周期で検診に行っています。

次はかかりつけのクリニックへ。
待ち時間は意外と早く、50分くらいでした。
診察と、いつもの薬をいただいて終了。

そこで午前の部は終わりにして、一度家に戻りました。
午後はお稽古のお菓子を、少し遠いお店まで買いに出ました。

全て終わって歩数計を見たら、一万歩近く歩いていました。

とても健康的な生活のようですが、
最近膵臓のあたりが痛んだりしたので、
ちょっと食事で油断していたかしらと、心配になり、
なんとなく食欲がわかないのですよ。
心と体、のどちらも健康な状態でいられる時は、
そんなに多くはないのだなあと思います。

不思議と、お稽古をしている時と、
お茶を点てているときが一番心が安定しているようです。


春うらら

2024年03月04日 | 日記

雛祭りを挟んで、お雛様のお茶碗で薄茶を頂き、
吉野棚の障子に陽が射す風情を楽しんだりしています。

ベランダの鉢植えの椿がどんどん膨らんで、
「のんびり咲いてね。」と声を掛けたりしています。
小さな苗で頂いたシロヤマブキの芽も出てきました。
二年目の今年は花が咲くのでしょうか。
こんな時は春うららの陽気も手伝って、
ゆったりとした気分に浸れますね。


こうして暖かくなってくると、
なんとなく冬眠状態の人間どもも、活動を始めるようで、
これから先の予定がどんどんとカレンダーを埋め始めました。

「予定に向かっていろいろと準備している時間が楽しいのですよね。」
「そうですね。終わってしまうと、余韻を楽しみながらも、さあ次はですよね。」
そんな会話をしながら、春本番を心待ちにしています。

「日程が決まりました。ご都合は? あまり暑くならないうちにとおもいます。」
実は私は今年喜寿を迎えます。
来るはずもないと思っていた年齢が、ちゃんと巡ってくるのですね。
それを祝って、お茶事にご招待してくださるとの嬉しいお話。
久しぶりにご招待のお手紙にお返事を書くことになりますので、
奉書の予備がないことに気が付きました。
こんなうららかな日の午後、お買い物にでも出かけて、
ついでに奉書でも準備しようかと思っています。
まだ三か月も先のことですのにね。
こんな準備も楽しいものです。


 

 


暑かったり寒かったり

2024年02月22日 | 日記

 

「冬ナクバ 春ナキニ」( 柳宗悦)

人生もそうですが、こんなに気候が乱れていると落ち着きませんね。

先日の気温が20度を超えた一日、久しぶりに都内で食事をしました。
和食のランチコースでした。
資料写真をたまには撮りましょうと思っていたのに、最初のこの一枚だけで、
後はいただくのに夢中で撮るのを忘れましたけれど。
何もセーブすることなく、全て美味しくいただきました。
たまの掟破りは気分の良いものです。
脂質に気を付けた食事のおかげで、4~5キロ痩せました。
もうこれ以上痩せると心配なので、
止めていた朝のチーズをひとかけら復活させたりしています。
BNIが22~19になりました。
身長も3センチ近く減ったのにはショックですが。

最近お夜布団に簡易湯たんぽを忍ばせています。
ペットボトルにお湯を入れて袋に入れるだけです。
足元がポカポカして、よく眠れますよ。
友人に教えてもらったのですが、習慣になりました。

季節外れの暑さと、寒さの繰り返しで、体調がすぐれないことも。
25日のお茶事に向けて。整えておかないとと気を付けていますが、
気圧の変化はどうも私には敵のようです。
昨日は早めにお炭を洗って、干してあります。
土曜日は晴れそうですので、ベランダ掃除はその時に。

皆さんもどうかご自愛くださいね。


サバクヤ心

2024年01月29日 | 日記

「サバクヤ心 袱紗サバキツ」

これは柳宗悦著「南無阿弥陀仏」に添えられている、
心偈」(こころうた)の中にある言葉です。
私がこの言葉に出会ったのはもう何十年も前ですが、
まだ若かった私にも、とても心に響き、
以来点前の心構えとして大切にしてきた言葉です。
この言葉があの民芸運動に力を注いだ柳宗悦から発せられた言葉だと、
認識したのは最近のことです。
著者に興味を持ってふと手にしてみたこの本を読まなければ、
ただ心に響く言葉として胸に刻まれただけかもしれませんが。

先日の茶会で、社中の皆さんに、お点前をして濃茶を差し上げたときも、
この言葉を念じての帛紗捌きでした。
ちなみに原典では袱紗という字を使っていますが、
茶道では帛紗という字を使いますが。
今年もまた新しい気持ちで、サバクヤ心袱紗サバキツ・・です。



ところで昨日は、午前中の稽古を終えて、
急いて上野の文化会館まで。
藤原歌劇団のオペラ、「ファウスト」を鑑賞してきました。
とても迫力のある舞台でした。
歌声がセリフのごとく自然に耳に伝わり、
休憩を交えての四時間近くの時間が、長くは感じませんでした。

昼間の公演でしたが、終わった時は日もすっかり暮れていました。
友人と夕食を済ませて、遅くならないうちに家路に。

年明けて、色々とありましたが、もう二月が目の前ですね。
時の経つのが早い早い。

 


本阿弥光悦の世界を楽しむ

2024年01月18日 | 日記



 

国立博物館の水が凍っているような寒い日でしたが、
本阿弥光悦の宇宙に浸ってきました。
おとずれたのは展示の初日です。






入ってまず目に飛び込んできたのが、
国宝の「船橋蒔絵硯箱」
何度も見ていますが、存在感に圧倒されます。
そして刀に始まり、書、蒔絵、茶碗と、
光悦の魅力を余すところなく堪能できました。
何事も次の機会は無いかもと思い始めたので、
何時になく真剣に見て回りましたので、その量にかなり疲れました。
国宝の刀も何点か見られました。
刀はあまりわかりませんが、折紙と呼ばれ刀剣の鑑定書が飾られており、
よく言う「折り紙付き」という言葉が、ここから出たということを知りました。

最後の第四章は茶碗。
こちらもおなじみの作品に会えました。
光悦の茶碗の展示だけと思いましたが、
幸運にも長次郎と道入(ノンコウ)の茶碗も見ることができました。
大好きなお茶碗の「無一物」との逢瀬も楽しみました。


博物館で、二時間近く時を過ごして、
館内の食事処で昼食をとり、
最後に、上野東照宮に初詣をして帰ってきました。

風の強い寒い一日でしたが、一つ目的を果たせたので満足しました。

つかの間の休みを挟んで、稽古と、初茶会の準備。
あっという間に当日がやって来ます。
予報では少し雨に降られそうですが、
ある方が、数年前の大雪の日を経験したので、
「雨なんて大したことない」とおっしゃっていました。
あの時は風流を通り越して、あれよあれよという間に積もって、
帰りの道程が大変でした。
そうですね、雪さえ降らなければ良しとします。

 

 


七草

2024年01月07日 | 日記

辰の色紙も、一週間ですっかりなじんで、リビングの主の風格です。

稽古初めから三日間頑張って、一息ついています。
そうだ今日は七草と、スーパーで七草セットを見つけてきました。

夕飯がおかゆだけでは寂しいので、
ワインのおつまみに、お刺身も。

今日から紫式部を主人公げしたドラマが始まりますね。
テレビで大津の石山寺を取り上げていましたが、
何年か前に旅したことを懐かしく思い出しました。
思わずお稽古にいらした若い方に、
「いろいろなところにどんどん行きなさいね。
年を取ってからの良い思い出がたくさんできますよ。」と。
「先生と一緒にどこかいきたいですね。」と言われて、
あそこに、ここにと、話が弾んでしまいました。
若い方と旅をしたら、もう足手まといになってしまいそうです。
まだそんな夢を語り合えるのは嬉しいですが。