GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

馬がいる風景

2009年01月06日 | 馬徒然
朝日新聞で「にほんの里100選」が発表された。全国から4千以上の応募、2千箇所以上もの候補が寄せられたそうだ。寅さんシリーズで日本各地を歩かれた山田洋次監督が選定委員長、そして景観、人の営み、生物の多様性などの視点から100箇所が選ばれたという。

その中に、島根県隠岐西ノ島の馬や牛の放牧風景があった。畑作と放牧の組み合わせで行なう伝統の輪作への評価だという。
かつていた隠岐馬はすでに絶滅、現在放牧されている馬たちはアングロノルマン、ブルトンなどの洋種との混血のため、在来馬としての認定はされていない。でも馬がいる風景は、観光に欠かせない「アクセサリー」だと島の人たちは考えている。馬の品種がなんであれ、馬がいる風景、馬の存在そのものに価値がある、と認められたようで、嬉しかった。
写真は、2004年10月に訪れた西ノ島で。

100選の中には、遠野市附馬牛町大出も選出されていた。早池峰神社を祀る場所、そしてかつて馬や牛の越冬放牧地があった場所でもある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする