GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

休刊「ホース・メイト」

2008年04月09日 | 馬徒然
3月31日発売号をもって休刊になる(社)日本馬事協会の「ホース・メイト」。
お世話になりました。
記事も書かせていただいたし、編集部のM氏には各地で取材する際に多方面の関係者の方々を紹介してもらい、本当に有難かった。

隠岐を訪ねた折、乃木将軍の愛馬だった「壽号の墓」を取材をした。「ホース・メイト」にその記事を掲載するにあたり、現地の歴史研究家の方から拝借した資料の中から旧陸軍が所有していた写真を使うことになった。その著作権を心配した私に、編集担当のM氏は「こちらがすべて責任をもちます」と、力強い一言。編集者の有り難味を実感した。

雑誌が次々と休刊、廃刊となっている。インターネットにその役割を譲ろうとしている。でも私にとって「本」や「雑誌」は、かけがえないのない資料だ。それは著者だけでなく、編集者やいろいろな人の目を経て世の中に出たもの。主観的であり、かつ、客観的でもある。だから「資料」として信用できると思う。けれどそれは古い考え方なのだろうか。

休刊となる「ホース・メイト」に、「在来馬を訪ねる旅を続けて」という一文と2004年1月に岩手県遠野市で撮影した「地駄引き」の写真を寄稿した。
休刊は本当に残念。馬関係の資料として有難かったのに。
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