GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

遠野、もう一頭のGI馬

2007年12月19日 | 遠野の馬
遠野で休養しているGI馬は、スズカフェニックスだけではない。
アドマイヤホープ(父フォーティナイナー 母アドマイヤラピス 2001年3月7日生まれ 牡6歳・橋田厩舎)は、2003年の全日本2歳優駿を優勝している。
年末、川崎競馬場で行なわれるレースは、その名のとおり、アグネスワールド、アグネスデジタルなどの優駿を送り出した2歳馬の出世レース。ホープも鮮やかな勝ちっぷりだった。
今は障害馬としてオープンクラス。

そんなホープは、夏、スズカフェニックスと隣同士の馬房で過ごしていた。彼にも息の長い活躍してほしい。

今日は、全日本2歳優駿。優勝馬はJRA所属のイイデケンシン(父サンダーガルチ、母ヘブンリーアドヴァイス 昆貢厩舎)だった。
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競走馬の涙

2007年12月17日 | 競馬場
競走馬は泣く。
それは、感情的なものではなく生物学的、科学的な理由だという。

でも・・・
三冠馬ナリタブライアンが不調のきわみにあったころ、レースに負けた「ブライアンが泣いている」という写真を見たことがある。
数年前、圧倒的1番人気の引退レースでよもやの3着だった年度代表馬のタイキシャトル、レース直後の引退式に臨んだ彼の瞳は、涙でいっぱいだった。
先日のマイルチャンピオンが最後のレースだったローエングリンは、一番最後の入線となった。長い間活躍した名血、彼は何を思っていたのだろう。レース後、厩舎でひっそりと現役生活に別れを告げたローエンの瞳に、涙を見た。

やっぱり彼らは泣いているんだと思う・・。

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やった!スズカフェニックス

2007年12月16日 | 競馬場
阪神カップ(GⅡ)に出走したスズカフェニックス、一番人気に応えて見事優勝!強い競馬だった。よかった、よかった。
それにしても、応援にいけないときに限ってフェニックスは勝つ。あー、これからも応援に行かない方がフェニックスのためかも?

写真は、3着だったマイルチャンピオンシップ終了後、厩舎で手入れ中のスズカフェニックス。
これからも、ずっと応援しているからね!!
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火の温かさ

2007年12月14日 | 馬徒然
エアコンが苦手。で、いまだに灯油ストーブ。
火の暖かさはぬくもりがある。
遠野では、薪ストーブに出会うことが多い。馬が放牧されている荒川高原、東種高原の管理小屋、当歳馬の越冬放牧場の談話室、知人の家・・・。
温泉のように、体の芯まで暖まるようなぬくもり。暖かさが優しい。火が優しい。


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隠岐の馬2

2007年12月13日 | 日本の馬
日本在来馬は、最近では雑誌やTVにとりあげられるようになって、一般の人たちに知ってもらうチャンスが増えつつあるように思う。
それはとても喜ばしいことに違いない。

でも、「在来馬」に認定されなかった無数の馬たちがいる。彼らは望んでそのように生まれてきたわけではなく、人間の都合で「雑種」となったのである。
隠岐にも、かつては「隠岐馬」とよばれる在来馬がいた。「品種改良」の名目で洋種とかけあわされた子孫が、現在島にいる馬たちだ。競走馬でもなく、乗用馬でもなく、保存種にも認定されない馬たちの行末は、ただ一つ・・・である。
それでも、彼らが海をバックにのんびり草を食む光景は、観光ポスターやパンフレットに欠かせない。
そうやって、観光資源の一つとして馬の存在が広く容認されればいいのに、と思う。

写真は昨日に続き、2004年10月に訪れた西ノ島で撮影。
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隠岐島の馬

2007年12月12日 | 日本の馬
某馬雑誌に「与那国馬」の写真と記事を寄稿することになり、朝一番で取材時にお世話になった与那国のM氏といろいろな話をした。
なんという偶然か、夕方、今度は『ホースメイト』52号に掲載された記事を見たと、昨年ドサンコの取材でお世話になった北大のH先生から電話を頂き、しばし馬の話でもりあがった。
北海道と与那国では、同じ日本とは思えないほど違うのに、「馬」の話題となると、一気に時と場所を越えてしまうのだから不思議である。

与那国馬もドサンコも、日本の在来馬として認定された馬である。保存・活用にいろいろな人が心血を注いでいる。

けれど、「在来馬」に認定されなかった馬たちもいる。認定されたからといって、決して楽観できるわけではないが、認定されなかった馬たちは、土地の人に見守られながら過ごしている。
島根県の孤島、隠岐島では、馬愛好家の人たちによって年中放牧されている半野生の馬たちがいる。在来の隠岐馬にアングロ・ノルマン、ブルトンの血が入っている。
島の観光協会は、馬を「島のアクセサリー」だと称していた。
絶海の孤島に暮す馬たちは、どこか切なく愛しい。
写真は、2004年10月に訪れた隠岐島知夫利の馬たち。


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あるつぶやき

2007年12月11日 | 馬徒然
今年は、カマキリが木の上の方に巣を作っているという話を聞いた。
積雪が多い前兆かもしれないという。
知恵を持ち、地球を支配しているかのような人間だが、他の生き物たちが持つある種の才能は人間よりはるかに優れているのでは、と思う。馬を見ても、山の草花を見ても、そう思う。
すべての人間が他の生き物たちへの敬意をもち、彼らの知恵や才能を学ぶことができたなら、地球の「温暖化」とか、「環境破壊」とか、「災害対策」とか、自然に解決できるのではないだろうか・・・。
温暖化解決策としてバイオ燃料が開発されたが、そのバイオ燃料を精製するために森林破壊がものすごい勢いで進み、逆に温暖化に拍車をかけているという。
「森林破壊」と一口で言うけれど、そこに住む生き物たちをどれだけ犠牲にしたのだろう。
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遠野のしいたけ

2007年12月09日 | 遠野の馬
毎年この時期にお楽しみの、遠野のシイタケを送ってもらいました。
肉厚の立派なシイタケ、それだけでも贅沢なのに、今年は一段と旨みが加わって絶品。ホイルにくるんでじっくり焼いて、レモン酢やポン酢で頂きます。
馬産地遠野のシイタケはどこか違う、美味しいです!!
販売ルートが確立されていないのが、残念です。


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白馬のユキチャン

2007年12月08日 | 競馬場
白毛のシラユキヒメの娘ユキチャンが、2戦目で快勝した。
透けるように白い馬体は500キロを超えて、パドックでも一際目立った。サラサラのタテガミが風にゆれると本当に綺麗。厩務員さん、念入りに手入れして本番を迎えているのだろうなあ。本当に非の打ち所がないほど真っ白だった。
ウィナーズサークルも大勢のファンがつめかけた。

ユキチャン(牝2歳)
父クロフネ
母シラユキヒメ(父サンデーサイレンス)
美浦後藤厩舎
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水沢競馬場

2007年12月07日 | 競馬場
2004年12月初旬、岩手水沢競馬場を訪れたときの話。

東北本線で水沢駅から無料バスにゆられること15分ほど(だったかな)、町の文化施設の一画に競馬場があり、厩舎と町民体育館が隣りあわせといった風情。さすが馬文化が根付く岩手だと、感動した覚えがある。
一番驚いたのは、親子連れが多かったこと。府中や中山などJRAの競馬場はすっかりファミリーが多くなったが、南関東の競馬場(特に川崎や船橋)はどこか女性や子供には近寄りがたい雰囲気が残っている。それに比べたら、水沢競馬場はアットホーム、「おらが村の競馬場」ムード。立派なグッズショップもあった。
寒い日だというのに、たくさんのお客さん。

競馬場を後にして新幹線水沢江刺駅へはタクシーで10分ほど(だったかな・・・)。運転手さんがしきりに競馬場の自慢話をする。水沢競馬は黒字であり、市民にも受け入れられている娯楽だという。盛岡ばかりが赤字を累積させていて、水沢がとばっちりを受けていると嘆いていた。

小雪が舞う中、冬の陽射しが時折差し込む。競馬場の空には一日中虹がかかっていた。この時期、そんな光景はよくあるのだと聞いた。
是非もう一度行ってみたい競馬場だ。

岩手競馬の存続がまた騒がれている。
(詳細は、当ブログからリンクしている「競馬サロン◇ケイバ茶論」http://hirotomi.cocolog-nifty.com/blog/12月4日付けの記事をごらんください)




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