お昼に立ち寄った神田のある中華店(決して高級とはいえない)の壁に、蹄鉄が飾られていた。切れ目を下にしていた。
私も自宅に蹄鉄を飾っている。これは、高松宮記念を買ったシンコウフォレストの蹄鉄だ。土砂降りの雨の中、彼がトップでゴールを駆け抜けた瞬間を中京競馬場で見ていた。シンコウフォレストの厩舎関係者の人と親しくしていた友人が、記念にと私にプレゼントしてくれた大変貴重な蹄鉄。切れ目を上にして飾っておくと、「福がたまる」というので、私はそのようにしている。そのおかげか、大きな事件もなく、どちらかといえば運に恵まれて今日に至っている。
その中華店、足の不自由な、でもとてもイキなマダムが、次々入るお客の注文に見事に対応していた。少し時間がかかっても、常連客はさほど気にしていない。注文した五目焼きそばは少し塩辛かったが。店の両隣は、空き地になっていて、あと1年もすれば、大きなビルが建つことだろう。
「蹄鉄の切れ目を上にして飾るといいですよ」会計の時に、そう言おうと思ったが、余計なことだと思ってやめた。せめて、あの蹄鉄を飾った理由を聞いてみればよかったかな。
私も自宅に蹄鉄を飾っている。これは、高松宮記念を買ったシンコウフォレストの蹄鉄だ。土砂降りの雨の中、彼がトップでゴールを駆け抜けた瞬間を中京競馬場で見ていた。シンコウフォレストの厩舎関係者の人と親しくしていた友人が、記念にと私にプレゼントしてくれた大変貴重な蹄鉄。切れ目を上にして飾っておくと、「福がたまる」というので、私はそのようにしている。そのおかげか、大きな事件もなく、どちらかといえば運に恵まれて今日に至っている。
その中華店、足の不自由な、でもとてもイキなマダムが、次々入るお客の注文に見事に対応していた。少し時間がかかっても、常連客はさほど気にしていない。注文した五目焼きそばは少し塩辛かったが。店の両隣は、空き地になっていて、あと1年もすれば、大きなビルが建つことだろう。
「蹄鉄の切れ目を上にして飾るといいですよ」会計の時に、そう言おうと思ったが、余計なことだと思ってやめた。せめて、あの蹄鉄を飾った理由を聞いてみればよかったかな。