GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

明治時代の盛岡八幡宮

2008年01月28日 | 馬徒然
絵画館に展示されていた絵に、印象深いものが一点。

「奥羽巡幸乗馬匹御覧」(東北ご旅行中同地の産馬を御覧)と題された絵は、明治9年(1876年)7月7日、盛岡八幡宮における馬の供覧会の模様を天皇が御覧になる、というものだ。
月毛、鹿毛、青毛、芦毛など、様々な毛色の馬たちが馬方に引かれて歩く様が描かれている。どの馬も大きくて立派な体格。当時、盛岡八幡宮には4~500頭の馬がそろったと記されていた。さぞかし壮観だったことだろう。見てみたかった。
この絵の奉納者は、日本勧業銀行。日本画家、根上富治によって描かれたもの。

それにしても、明治天皇は乗馬の達人だったようである。絵画の中ではいつも馬上にいらっしゃる。
そんな天皇に愛された金華山号は27歳老衰で亡くなったそうだが、天皇の希望で剥製となり、ずっとお側にあったそうである。


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