雪道の運転に自信がないので、冬の遠野は路線バスやタクシー、そして何より地元の人たちのご好意が頼りである。
駒木の当歳馬越冬放牧地から市内へ戻るため、1時間半に一本のバスの時間に合わせて停留所で待っている間にも、強風で地吹雪がおきる。一瞬、すべてが見えなくなる。冬将軍、いやいや、雪女が通り過ぎるがごとく。
定刻に到着したバスの乗客は私一人。運転手さんいわく、「いよいよ冬の始まりだ」という。「雪も降って、とっくに冬でしょう」と言うと、「この地吹雪が始まると冬の始まりなんだよね」と運転手さん。どんなに好天でも、地吹雪が起きれば視界セロ。2月がピークだという。
突然、「あなたのことは見たことがあるよ」と言われた。聞けばその運転手さんは馬が大好きで、馬のイベントなどでウロウロしている私を見かけていたらしい。定年したら、馬を飼うのが夢だと言っていた。
で、馬生産者の人たちにその話をしたら、「それは〇〇だな。」と、すぐに運転手さんの名前も判明した。
遠野とは、そんな土地であります。
駒木の当歳馬越冬放牧地から市内へ戻るため、1時間半に一本のバスの時間に合わせて停留所で待っている間にも、強風で地吹雪がおきる。一瞬、すべてが見えなくなる。冬将軍、いやいや、雪女が通り過ぎるがごとく。
定刻に到着したバスの乗客は私一人。運転手さんいわく、「いよいよ冬の始まりだ」という。「雪も降って、とっくに冬でしょう」と言うと、「この地吹雪が始まると冬の始まりなんだよね」と運転手さん。どんなに好天でも、地吹雪が起きれば視界セロ。2月がピークだという。
突然、「あなたのことは見たことがあるよ」と言われた。聞けばその運転手さんは馬が大好きで、馬のイベントなどでウロウロしている私を見かけていたらしい。定年したら、馬を飼うのが夢だと言っていた。
で、馬生産者の人たちにその話をしたら、「それは〇〇だな。」と、すぐに運転手さんの名前も判明した。
遠野とは、そんな土地であります。