新宿で、アフリカの動物たちの撮影を続ける井上冬彦氏の写真展開催。井上氏は胃腸科専門の医者だ。医師としての視点から、野生動物の生きる姿の美しさ、輝きを表現している。野生の世界を「弱肉強食」という視点ではなく、「生命の連鎖」としてとらえ、命の大切さを訴えている。
動物たちの生きるための営みは、とてもシンプル。でも、食べることも寝ることも種を守ることも、命がけである。彼らの姿を通じて、大切なことに気付かされる。でも、そこに人間の姿がない。同じ地球の生命体なのに、人間と野生動物は、まったく違う世界にいる。それが淋しい。どこか間違っているような気がする。
馬は野生動物ではない、家畜だ。でも、遠野の山で暮す馬と里に暮す人々のように、北海道の森林に暮す馬と森林管理をする人々のように、お互いの空間を大切にしながら人と動物が共存共栄するのは、難しいのだろうか。
井上氏の野生動物の美しい写真を見ながら、ふとそんなことを思ったのだった。
動物たちの生きるための営みは、とてもシンプル。でも、食べることも寝ることも種を守ることも、命がけである。彼らの姿を通じて、大切なことに気付かされる。でも、そこに人間の姿がない。同じ地球の生命体なのに、人間と野生動物は、まったく違う世界にいる。それが淋しい。どこか間違っているような気がする。
馬は野生動物ではない、家畜だ。でも、遠野の山で暮す馬と里に暮す人々のように、北海道の森林に暮す馬と森林管理をする人々のように、お互いの空間を大切にしながら人と動物が共存共栄するのは、難しいのだろうか。
井上氏の野生動物の美しい写真を見ながら、ふとそんなことを思ったのだった。