ニューヨークの風物詩
建築物を眺めながらニューヨークを歩くのは私の楽しみの一つ。
豪華なビルよりもビルの谷間にがんばっている小さい建物を観たり、
通路からはよく見えない高いところに美しいデザインが施してあった
りで、楽しみは尽きない。観光バスの屋上に座って建物のトップの
装飾だけを見るのも面白い。
ニューヨークのビルの屋上にはウオータータンクがいたるところに
ある。水圧を増すためにビルの屋上におかれたウオータータンクは
親をうしな った孤独な子供のように、ぽつんと立っている。
”おーい!”と声を掛けたくなる。 ”おー!気がついてくれたか?”
と返事をしているようでもあり、古い友人にめぐり合うような親しさを
感じる。
お風呂を思わせる木製のタンクが主流。その他ステンレスや亜鉛
メッキ, カーボンスチール、プラスチックなどで、普通外から見えるも
のは水容積1万5千ギャロン。3万ギャロンまであるとのこと。大きく
なるとビルの中に入り見えなくなる。
近代美術館の中庭から上を眺めてみると、初めて白いプラステ
ックのウオータータンクを見つけた。ハードエッジのガラス張り高層
ビルの空間を和らげ、美しい眺めであった。
ビルの水量にもよるが、
日本では、4.5階くらいまでなら、直接水道管が繋ぐ工事が始まっています(全国的ではないが)タンクの場合の清掃。管理。汲み上げの経費のことを考えると、貯水でない水のメリットは大きい。今に、超高層ビルでも、全部そうなるとのことです。