「マンホールはなぜ丸いの?」
”工事の人が入りやすいから”と思ったが、理由は蓋が落ちないため
とのこと。数日前ニューヨークタイムスに”なぜ船の窓は丸いのか”との
質問がありニューヨークのブロンクスにある州立海洋大学教授の答え
は”船は波にもまれ常に地震にあっているようなもの。コーナーがある
とひびが入る原因になります”とのこと。
日ごろ考えたこともないないことを考え,街を見直すのも面白いことだ。
気をつけてみると十字路には8個から10個ぐらいのマンホールがあり、
ブロックごとにいくつもある。セントラルパークの草の中にもある。
NYには60万個以上ののマンホールがあるそうだ。300ポンドもある
鉄製の蓋のデザインもさまざま。その昔、馬が滑らないように切り込み
デザインが施された。マンホールの中は電気ワイヤー、電話線、ガス、
汚水パイプなど、コンエディソン(ガス水道会社)の管轄で大切なニュー
ヨークの暮らしを守っている。一番古い物は1866年、過去50年に作ら
れたものは殆どがインド、中国、カナダ製である。
ニューヨークには、マンホールツアというのもあり、マンホールの写真
展も開催されている。
マンホールのセキュリティを守るために現在はSTABLOKというメーカー
のハイテックボルトでパテントをとったロックが使用されだしているとのこと。
街角でマンホールの工事中の人たちに聞いてみた。
”マンホールはなぜ丸いの?”と。 ”落ちても体に傷つかないようにだよ”
と答えた。カメラを向けると”俺たちに興味をもたれたのははじめてだ!”
といって騒ぎ出した。”この仕事たのしい?”と聞くと
”勿論だよ!マンホールなしには俺たち、生きれないんだよ”
とポーズを作った
この記事を書いた翌日の今日、インディアナポリスでマンホールの蓋が
数ダース盗まれる事件が起きた。マンホールの深さは4フイートから30
フイートの深さ。町中に危険信号と、鉄屑業者にマンホールの蓋を買わ
いようにおふれをだした。鉄屑高騰による泥棒とか。