小林恵のNY通信

NY在住47年、2011年より東京谷中に居住。創造力をのばすためのエッセンス、スパイスをいれた私の暮らしの手帖です。

何を伝えたいのか。あなたしか作れないものを作るものつくりの楽しさ。

2015-01-15 14:09:29 | フックド・ラグ

              自分らしさの発見

            自分は何をしているのだろうと誰でも悩むことがあります。
            そして自分らしさとは何だろうと考えます。何を作ってもその人らしさは出てきますが訓練が必要です。
            どんな訓練?よ―くものを見る、考えながら見る訓練です。これが身につくといろいろなアイデアが生まれてきます。
            
            高知県、黒潮町にある砂浜美術館のキルトコンテストの審査員を20年近くやっています。小さな町で太平洋に面した
            白い砂浜の後ろに松原があり、その木にロープを張ってキルトを下げるというプリミティブな展示です。
            もう何十年も教えているキルトの先生もいますし、作ったこともない初めての人も子供たちも応募します。

            初めて作った人が下手ですがなかなかなものです。30年もやっていれば誰でもうまくなりますからキルト界でキルト歴
            30年とかの証明は全くナンセンスです。それを経歴に誇るのはおかしい。何を表現しているか、したいかが大切です。
            針目が細かいから、作り方が正確だからいいということでもなさそうです。古くからアメリカでうますぎないようにどこか
            間違いブロックを入れたのもうますぎるのは神様に申し訳ないと思ったおごらない精神からでしょう。

                         キルトと同じ年代にできたフックド・ラグがなぜキルトより面白いの?
            30年の経験などと言わないから自由なんです。最初に作った人のラグも古い人が作ったラグもどちらが良いということで
            はないのです。

            下のフックド・ラグはラグは ”アメリカの暮しの詩(うた)” と書いたのぼりと ”発明と考える才能はアメリカのもの” と書いた
            のぼりをアメリカのシンボル、発明と自由の女神がラッパを吹いています。

            このデザインからアメリカの暮らしの詩(うた)の真髄が理解できますか? メッセージが理解できますか?

                                      ラグ製作 上原洋子
 
                            
 
            
            3月11日の東北大震災は生きることの素晴らしさを日本中に再認識させてくれました。亡くなった方々から教わったのはつらいこと
           ですが、生き甲斐のある生き方、お互いに励ましあい、社会に役たつメッセージを小さくても考えていきましょう。

                                      ラグ製作 奥井周子
                           

                                      ラグ製作 上田恵美子
                         

            このデザインはメセナで社会貢献をしている会社の社長さんからいただいたデザインで匿名ですが、彼から社会意識ということは
          
どういうことか、いつも学ばせていただきました。「環太平洋経済連携協定」 という素晴らしく丁寧に書かれた美しい原画から
          上田恵美子さんが作ってくれました。問題提起もさることながら永久に関心事と,時代を封じ込んでいます。           
 

 

           
            


                        


 

                                            


一般社団法人日本フックド・ラグ協会2015年度新入生募集のお知らせ

2015-01-11 20:07:33 | フックド・ラグ

                        2015年度 新入生募集のお知らせ

   

     1)第3火曜日(A)午前クラス 10.30~12.30, (B)午後クラス14.00~16.00

      1/20, 2/17, 3/17, 4/21, 5/19, 6/16, 7/21, 8/18, 9/15, 10/20, 11/17, 12/15

     2)第3水曜日B)午後クラス 14.00~16.00

      1/21, 2/18, 3/18, 4/15, 5/20, 6/17, 7/15, 8/19, 9/16, 10/21,11/18, 12/9

     3)第3木曜日(A)午前クラス 10.3012.30, (B)午後クラス 14.0016.00

      1/22, 2/19, 3/19, 4/16, 5/21, 6/18, 7/16, 8/20, 9/17, 10/15, 11/19,12/10

     4)第4木曜日(A)午前クラス 10.3012.30,  (B)午後クラス 14.0016.00

      1/29, 2/26, 3/26, 4/23, 5/28, 6/25, 7/23, 8/27, 9/24,  10/22, 11/26, 12/17

 

    注)クラス日程(A),(B),決定後クラスを移動することは不可。欠席の振替はありませんのでご注意ください。
      1クラスは6名迄。申し込み順に決定します。詳細は℡:03-6317-4553 keikobayashiny@gmail.com
            に問い合わせください。

          場所:荒川区西日暮里3-18-9 (JR,千代田線西口下車、徒歩5分) 小林恵


アートとは自分らしく創作し人を幸せにすること。上手下手は別のことです。

2015-01-06 10:30:01 | フックド・ラグ

              自然を変えることはできません。自分らしさで表現することがアートの原点でしょう。

       創作はその人しか作れないものを生みます。それがあなたらしさであり、価値もあり見る人を幸せにします。

      谷中小学校の3年生が描いたカバさんとペンギンちゃんの絵は、描いた人にもその絵を見る人にも微笑を贈りました。
      練習のためフックド・ラグでその絵の複製を作り、ミキモトホールで展示しました。見にいらした人たちは ”可愛いい!かわいい!”
      と立ち止まりました。動物たちからも、”幸せだよー”の声が、かき手
からも ”可愛いねーッ” という楽しい声がきこえてきます。
      その絵でラグを作ることは絵描きからラグの作り手へ、そしてそれを見る人へと輪つなぎになり、素敵なコミュニケイションと
      なっていきます。  
        
                   谷中小学校3年生 佐久間暁子絵                        谷中小学校4年生 能戸彩藍絵 

                                                 
                   
 ラグ制作 細山萌子                                    ラグ制作 齊藤千恵子

                    
                        
一目会いたいので上野動物園に実物を見に行ってきました。

 


          

 

           同じアングルではなかなか撮れません。カバちゃんはウンチを水の中で2回もやり、水槽は緑色に変わりました。
        絵の緑色は草でなく、その色だったのですね。水槽の色が変わるほどの量で、驚きの発見でした。
        

        よく観察し自分らしく創作する子供たちの発想の素晴らしさに、改めて感動した嬉しいハッピーな午後でした。


2015年あけましておめでとうございます

2015-01-01 10:03:56 | おもしろい

                 いつもお正月は素晴らしい ! 素敵な年でありますように。

                            2015年 元旦
                           心にいつも太陽を!

   

       
        ラグ制作 藤原一枝
                   ラグ制作 原崎信子                           ラグ制作  平石悦子
                                                         
                                                                       
ラグ制作 吉村敏江