自然の味は恵みの味・美味しいものは美しい。
グリーンマーケットはニューヨーク市近郊200あまりの小さな農家
や魚屋、パン屋などが、有機肥料・無農薬で育てたものを中間業者
なしに自分たちの手で直接売ることが原則でニューヨーク市の環境
局と市民団体との協力でプログラムが作られている。
公共の開いている場所を有効に使用するのも素晴らしいアイデア。
1976年以来開かれ、ストリート、公園、週末の学校の校庭などを
利用して開かれ、マンハッタンだけで40箇所ぐらいある。
一番大きいのは17丁目のブロードウエイで週4回開かれるユニオン
スクエア マーケットである。輸入したものやコヒー豆など自分たちの
手で作ったもの以外は売ることが出来ない。
又腐りやすいものは24時間以内に収穫したものである事、多くの
売れ残りは貧しい人の組織に寄付され、2007年には392,453ポンド
の食料がシティ・ハーベスト(貧しい人たちヘの救済事業・スープキッ
チンは誰にでも無料で提供されている民間団体)に寄付されている。
人の集まる、トラックが駐車できる場所があるところは何処でも市民
が望めば許可されている。
ルバーブ(rhubarb) のジャムは簡単に作れ、個性的な味がする。
ガーリックの茎。昔は捨てられていた。新鮮なズキーニ はサラダや
塩もみだけでも本当に美味しい。
皆が捨ててしまう、かぶらの葉っぱは、細かく刻んで塩もみしてサ
ラダに入れたり、パスタに入れたり、彩りも味も抜群に美味しい。
若いたまねぎも甘くて抜群、スイスチャートという甜菜に似たた野菜の
ソテーも本当に美味しい。
まいたけ?塊は大きすぎて買ったことがないので味は分からない。
大きいマッシュルームは中に詰め物をして焼くと付け合せに最高。
日本のサツマイモの合いの子。 ブルーベリーは一箱5ドル。
友人のカントリーハウスの裏庭ではブルーベリーが大ボール一杯す
ぐとれ、ジャムを作り、パンケーキにかけて食べた。ブルーベリー摘
子供たちのお小遣い作りだったそう。今の子供は見向きもしないので
手でつむ分高価になってしまった。野菜は1ポンド(500グラム)
約3ドル~34ルぐらい。普通のスーパーより少しお高いけれど、わざ
わざ行く価値があり、日本の友人たちに食べさせたいと思う。見るだ
けでも楽しいのでおすそ分け。魚は朝早く行かないと殆ど売り切れて
いる。農園見学も申し込めば可能。
月、水、金,土曜、朝8時~6時まで一年中開いている。週に4回マーケ
ットが開いているのはユニオンスクエアだけ。後は週末,場所によりスケ
ジュールも様々。
参照:www.cenyc.org 212-788-7476
77丁目コロンバス アヴェニューの小学校の校庭は毎週日曜日、フリー
マーケットとグリーン マーケットが開かれる。PTAがオーガナイズして
いて、マネージャーを雇い、校庭の周りのフェンスが立派に修復された。
場所のない日本、忙しいお父さんは大変でも、引退したおじいちゃんた
ちの社会奉仕にもなるし、市が協力するといいわね。NYCでは市民のた
めになるアイデアをいつも大歓迎している。隠居は退去。行動が脳を
活性化する!