(NATIONAL POETRY MONTH)
出版社、本屋、学術団体、図書館、学校、詩人などが集まって詩作
をアメリカ文化として活性化するために1996年、アメリカ詩人アカデ
ミーとして発足した。企業や個人寄付、ボランティアなどで組織され
ている。公式には国立アート基金、紐育では紐育州の文化事業部、
紐育市の文化事業部などがスポンサーである。今月は発足してか
ら10回目。世界一の規模をもつ。
やっと春を楽しむ季節。42丁目図書館裏のブライアンパークで昨日、
詩の朗読会があった。子供も大人も家や学校で文学や詩作に関心
を寄せ、オフイシャルに奨励している詩に親しむ月である。出版社や
本屋から寄付された本が山のように積んである。すべて無料。文学
部の学生たちもボランティアで参加している。本は「もの」ではない。
叡智が詰まった文化的財産だ。取れすぎた大根のように売れなけ
れば切断破棄してしまう日本の出版社。本がものになり、屑箱に捨
てられてしまう文化は寂しい。出版社の創始者たちは、本から高邁
な精神を分かち合う志を持っていたはずだ。アメリカでは分かち合い
精神が日々生きずいている。チューリップを背にしたテントの中で、
少女がちゃんと間を置いて上手に詩を朗読した。
ーポケット一杯の詩ー
詩をポケットの中にしまっておこう
絵は頭の中に 寂しいと思わないように 夜ベッドの中で
小さな詩は歌ってくれる 小さな絵を見せ
たくさんの夢が踊ってくれる 夜べッドの中で そうだ・・・
詩をポケットの中にしまっておこう 詩を覚え 寂しくないように
夜ベッドの中で
By Beatrice Schenk De Regniers
(写真はこの詩を書いたポケット、4/17 紐育タイムスの1ページ広告)
-詩の食べ方ー
無作法でいいんだぜ 食べちゃおう 手でつまみ
顎に落ちた汁も舐めちゃおう 今がそのときだ
ナイフもフォークもスプーンも、
お皿もナプキンもテーブルクロスもいらない
茎もなく皮もない
種もなく芽もない 捨てるものがなにもないんだ
By Eve Herriam
出版社、本屋、学術団体、図書館、学校、詩人などが集まって詩作
をアメリカ文化として活性化するために1996年、アメリカ詩人アカデ
ミーとして発足した。企業や個人寄付、ボランティアなどで組織され
ている。公式には国立アート基金、紐育では紐育州の文化事業部、
紐育市の文化事業部などがスポンサーである。今月は発足してか
ら10回目。世界一の規模をもつ。
やっと春を楽しむ季節。42丁目図書館裏のブライアンパークで昨日、
詩の朗読会があった。子供も大人も家や学校で文学や詩作に関心
を寄せ、オフイシャルに奨励している詩に親しむ月である。出版社や
本屋から寄付された本が山のように積んである。すべて無料。文学
部の学生たちもボランティアで参加している。本は「もの」ではない。
叡智が詰まった文化的財産だ。取れすぎた大根のように売れなけ
れば切断破棄してしまう日本の出版社。本がものになり、屑箱に捨
てられてしまう文化は寂しい。出版社の創始者たちは、本から高邁
な精神を分かち合う志を持っていたはずだ。アメリカでは分かち合い
精神が日々生きずいている。チューリップを背にしたテントの中で、
少女がちゃんと間を置いて上手に詩を朗読した。
ーポケット一杯の詩ー
詩をポケットの中にしまっておこう
絵は頭の中に 寂しいと思わないように 夜ベッドの中で
小さな詩は歌ってくれる 小さな絵を見せ
たくさんの夢が踊ってくれる 夜べッドの中で そうだ・・・
詩をポケットの中にしまっておこう 詩を覚え 寂しくないように
夜ベッドの中で
By Beatrice Schenk De Regniers
(写真はこの詩を書いたポケット、4/17 紐育タイムスの1ページ広告)
-詩の食べ方ー
無作法でいいんだぜ 食べちゃおう 手でつまみ
顎に落ちた汁も舐めちゃおう 今がそのときだ
ナイフもフォークもスプーンも、
お皿もナプキンもテーブルクロスもいらない
茎もなく皮もない
種もなく芽もない 捨てるものがなにもないんだ
By Eve Herriam