金持ちの慈善事業・貧乏人も出来ることをする。
ニューヨークにはいたるところに路上大道芸人がいて街角を楽しま
せてくれる。あるときベンチに座っていると向かい側で演奏していた
ギター弾きが突然 今投げ入れられた100ドル紙幣を持ち上げて
叫んだ。「神様!ありがとうございます!」と。すっと彼の前を通過し
た時、その人には誰も気がつかないぐらいごく普通の人だった。
誰でもが経験することだが地下鉄の中で歌を歌う人達や身体障害
者の袋にも1ドル紙幣やコインが落とされる。同情や歌が巧いから
だけの理由ではない。人間らしくあるために、生あるものすべてに
哀れみを持つキリスト教の教え、分かち合いの精神なのだろう。
アメリカには貧しい人を助け、教育、アート、動物、自然保護などに
協力する財団、チャリティ オーガニゼイションが5,000以上もある。
寄付したお金は本当にチャリティに使われているか。
リーダーシップの責任は透明であるか。効力を発揮しているか。
将来への展望・ゴールなどの指針を持っているか。などををチェック
する番犬役や、チャリティをしたい人達、受けたい人達へインフォメ
ーションを指導する国の組織もある。
利益の半分を社会に寄付しているビル&メリンダ ゲイツ財団、ロッ
クフェラー財団。定住する国がなかった成功したユダヤ人の慈善家
も多く、匿名の慈善家も多い。最も社会的に敬意を表されるのも慈
善家である。寄付額は無税のアメリカと、寄付は余剰で税金のかか
る日本との社会還元の差はすこぶる大きい。
www.charity.org=ノンプロフイット オーガニゼイションチャリティで世
界中のすべてのインフォメーションを提供している。
www.charitynavigator.org
税務署管轄の国の組織で寄付が健全に使われているかどうかをチ
ェックし、プロフェッショナルなチャリティの運営、国の規定などを指導
している。