小林恵のNY通信

NY在住47年、2011年より東京谷中に居住。創造力をのばすためのエッセンス、スパイスをいれた私の暮らしの手帖です。

「イースターパレード・2009」

2009-04-20 12:16:54 | 

から?
不況時代,せめてもの遊び。


帽子をかぶるとなぜか、見る人もハッピーになる。





 子供時代の創作時間の再現か。不況も楽しく過ごさねば・・・
パレードを見に行ったのは、終わりに近く、いまいちの出来。
不況とはいえ、イースター商品の売り上げは小売り連合会の
調べによると、US一人平均の売上は$117とか。前年は$135.

大声で叫んでいたのはオバマ コンドームの宣伝。
「それがどうなんだ!」と
の声あり。「ハードタイム」と叫び返していた。
パレードも「チェンジ」している。


 


「イースターパレード・ニューヨーク」2008年

2008-03-24 06:06:46 | 
頭はスタンドの役目をする




「あなたいってらっしゃい。僕はいやですよ」といわないアメリカ人。



地下鉄・バスなどに使うメトロカードのリサイクル。凸版が印刷している。

似合えば帽子はあったほうが楽しい。

アメリカ人は楽しい事がお好き。


「入れ墨イメージの流行」

2007-07-31 11:32:38 | 

ファッション・ステートメント

 セーラー ジェリーって知っている?
Sallor Jerry Collins, 本名 Norman Collins (1911~1973)、水夫
の彼は1920年代日本で、入れ墨を習得。ホノルルのチャイナタウン
で入れ墨店を開業した。
 飛行機のなかった時代、世界をめぐり、エキゾチックな経験をした
水夫たちは女性たちの気になる男たちであった。

フックドラグ:1930年代
「裸のレディを腕に,胸にはだまされた哀
れな女と一緒に帰ってきた私のチャイナ帰りの男」
参考:Joel and Kate Kopp著:AMERICAN HOOKED AND SEWN
    RUGS.
 1975, E.P.DUTTON 
 
日本人にとって入れ墨は隠された世界のネガティブな印象がある。
NYに来たばかりの時、ナチスの強制収容所で入れられた、入れ墨
番号の腕を見かけて考えさせられた。日本と違う
戦争の傷跡は、島
国日本では想像もしなかった私の人権問題への開眼にもなった。

 入れ墨
を入れる人のタイプがある。
腕をめくり上げ、皮ジャンにバイクのイカツイ男性がメジャーであった
が、10年以上前に友人の息子の卒業式に参加したとき、博士号取
得者の代表が腕全体に極彩色の入れ墨で学長の前に出たときは満
場の喝采を浴びた。規制のイメージを破った勇気への喝采なのだろう。

 
時は変わり、かわいい女の子もファッション ステートメントとしての
入れ墨が流行し、
エド ハーディ コレクションも入れ墨イメージをあら
ゆる商品に使っている。




写真:ショーウインドーとNYの女の子たち

 入れ墨
を入れているアメリカ人は現在450万人とも言われている。
2003年の調査によると16%のアメリカ人が入れ墨を入れている。
そのうち36%は25歳から29歳、17%は後悔している。
 入れ墨は普通のもので100ドルから1,000以上。入れ墨を消すのも
色により違い、時間と高い費用がかかる。恋人の名前の変更など変
心も高くつく。高価で簡単でないことも任侠の世界に通じる価値観な
のだろうか。
 せめて、ファッションで価値観の変化を楽しむのも時代の変化なのだ
ろう。