パークを散歩して嬉しいことことは、いたるところにベンチがあること
だ。美しい花々や木々、歩く人たちを眺め、本を読み友と語り、空を
仰ぎ鳥の声を聞く。 パークには9,000のベンチがある。一線に並べる
と7マイルにのぼる。木と鉄製のベンチは$7.500,木製ベンチは
$2.500を寄付するとベンチの背に好きな言葉や氏名を書き入れた
約12x6センチの金属性のカードを鋲で永久的に留め、パークがある
限り面倒を見てくれる。すでに2.000のベンチがアダプトされている。
ベンチの背にはそれぞれの思い出が書かれている。
[結婚してくれる?跪いて申しこんだベンチ」
「二人で愛して座った処」
「読書好きのためのベンチ」
「愛するパーク、百歳を記念して」
「明晰な思考、心の平静、究極の幸せを得られるセントラルパーク」
「ニューヨーカーの誇り」
「ニューヨーカーの魂を潤すパーク」
などの言葉に寄付した人の名前が入っている。仏教徒だろうか。
NAMU-MYOU-HOU-REN-GEKYOU(南無妙法蓮華経)と書い
てあるもの、映画会社、リバプール市民から、9/11のお見舞い。
またNHKエンター プライズ NYからのものもある。 「亡命してきて
よかった!」など。それぞれが忘れがたい思い出を持つ心と生命の
癒し処セントラルパーク。
年間25ミリオンの人々が訪れる。