小林恵のNY通信

NY在住47年、2011年より東京谷中に居住。創造力をのばすためのエッセンス、スパイスをいれた私の暮らしの手帖です。

「セントラルパークのウエディング」

2010-10-14 22:40:29 | ニューヨーク暮らしの日々


 季節がよくなるとウエディングが多くなる。セントラルパークを散歩しているとどこかで第2の人生を記念するカップルに出くわす。”すてきだわ”と声をかけると、幸せな笑顔と ”ありがとう!” と弾んだ声がが返ってくるのもすがすがしい。
 すぐ別れても特別なことでなくなった今、気まずい思いをさせないように、 ”末長くお幸せに” などとは言わないほうがよいそうだ。ーおめでとう!- だけが一般的とか。
 いろいろなところで、いろいろなレベルの人がウエディングの記念写真を撮っている。友人だけで小さな個人的セレモニーはどこでも無料で許可なしというのも、解放された素敵なアイデアだ。ただし、お米を投げたり。テントをはったり、敷物をひいたり、椅子や拡声器の持ち込み、ローソク、飲み食いは厳禁。人気のある場所を特に決めたい場合は、かち合わないために予約が必要とのこと。
申し込んでも公共の場所なので、ブロックすることはできない。馬車は最初の20分間は$50.00(馬車単位)10分増すごとに$20.00増し。

 パークで一番人気のあるところは105丁目の5番街入口から入るクラッシックガーデン、コンサヴェトリー ガーデン(Concervatory Garden)。ここだけは何時も特別に手入れをしているので、一か月前に使用許可をとる必要がある。セレモニーがかち合わないために許可が必要。使用料$400,00、写真許可$100.00。
(
http://www.centralparknyc,org/site/pagenavigater/events.weddings)

 そのほかの場所は20人以下の集まりはどこでも許可も使用料もいらない。もし必要ならば、衣装、パーティ、結婚証明書、神父様、または付添人、ウエディング ブケー、ボタンホール用、デラックス リムジンの用意、カメラマン、ホテル、パーティなどすべてをマネージしてくれる会社もある。
またはパークに問い合わせ:centralpark.com/pages/activities/weddings.html

 どこで写真を撮っても絵になるセントラルパークだが、レディース パビリオン(Ladies Pavilion), シエクスピアピアガーデン(Shakespeare Garden、シーダー ヒル(Cedar Hill), ボー ブリッジ(Bow Bridge), チェリーヒル(Cherry Hill), ベセスタ テラス(Bethesta Terrace), ベルベデア キャッスル(Belvedere Castle), ストローベリーフイールド(Strawberry Field)などがお勧め処。

 結婚証明書が必要な方、その他の質問はweddings@cntralpark.com へ。

 
    
          105丁目5番街入口のコンサバトオリでのウエディング。
  
   写真左・中・レディースパビリオン。            写真右・モール

                 写真左・中・右ベセスタ テラス               
ストローベリー パーク     チェリーヒル湖畔   セントラルパーク72丁目で出迎
      
              チェリーヒルにて、靴に注目!         
   
                   花嫁と父親側一行
           
         


チェルシー画廊巡り:11~12番街の24丁目~26丁目界隈

2010-10-02 23:01:29 | ニューヨーク暮らしの日々
                     チェルシー地区
 
8番街の30丁目あたりから14丁目までの5番街のウエスト地域を大きく分けてチェルシー地区という。オリジナルにはブロードウエイの23丁目、22丁の西側、7番街、8番街~10、11,12番街までの地域をチェルシーと言っていた。14丁目から36丁目まで昔の鉄道高架線がハイランドパークになり、14丁目には汽車もビルの中まで入ってくるナビスコの昔の大工場が今はチェルシーマーケットになり、多くの食ベもの番組はこのビルの中で撮影されている。1830年ごろから開発されえた古い地域で、グリークリバイバル、イタリア様式、ジョージアンなどミックスした建築が見られ、現在は歴史保存地区になっている。11番街から12番街の24丁目~26丁目にはマジソン街の画廊がグリニッチビレッジに移動し、土地の高沸に伴いチェルシーに有名な画廊が移動してきたのが、この界隈の画廊の始まりだった。昔の倉庫が見事に修復され、個性豊かなスペース、天井の明り窓など最適な画廊となっている。昔は飛び石を渡るような数だったが、今な軒並みに素晴らしい画廊が集まり、昔のマジソン街の画廊よりもぐんと楽しい地域となっている。
  
ハイランドパーク、昔の汽車の高架線の下はファッションショーのエベントや素敵な臨時
バーなどできていて将来の開発が期待されている。(写真右)
昔の倉庫の明りとりの天井が格好のデザインになっている。(写真中、右)
  
(写真左)画廊の玄関前に猫がライオンの代わりを勤めている。本当に動かないのでおかしかった。  
  
 数年前までネガティブなミックスミデアの展示や”これがどうした”というような石ころをならべたものや意味のないものが多かった。 上はこれも彫刻。不思議な面白さがあった。靴の飾りは中国の獅子舞の頭がついている。
  
 チェルシーの画廊はほとんどが新人が多いが、ガラス作品アーチストのチフリの”物”でないアートガラスの展示は素敵な試みであった。ガラスの花の芯に明りがつき意表を突いた作品。                 
 左、中写真の作品は横から見ると立体に見えるが平面彫刻。
  
写真左・昔の何かが作品のように見える。写真中・用事がないと行くことがない12番街のストリート、昔の倉庫。写真右は大きな暗い画廊に下がっていたシャンデリア。すべてナイロンのパンティでできている。アートとは?議論は尽きなく、創造も果てしない。試みる人、それを提供する人もいて、アメリカは常に変化している。