小林恵のNY通信

NY在住47年、2011年より東京谷中に居住。創造力をのばすためのエッセンス、スパイスをいれた私の暮らしの手帖です。

ねむの木学園、宮城まり子さんのこと

2016-06-05 07:29:02 | 暮らしのジャーナル

最近感動したこと

 ねむの木学園の創設者、宮城まり子さんのことは私が帽子のデザイナーで独立
したときからの応援団の一人、
故・山岡久乃さんからたびたび聞かされていた。

 先日銀座画廊でねむの木学園の展覧会を見た。まり子さん指揮する子供たちのコーラス発表もあった。
”百聞は一見にしかす”一生懸命体を張って歌う姿は上手なばかりでなく、心から感動した。
ねむの木学園ができたあとニューヨークにも子供たちの作品をもって展覧会をしたことがある。
アメリカ人たちも大感激であった。

 私は1964年、オリンピックが東京で開かれる前、今は無き慶応病院の裏の二宮荘にアトリエを持ち、
神宮競技場の屋根を葺く槌音を聞きながら最初の海外旅行が自由になったその年
の4月、何かを求めてすぐ決心、渡米した。

 夢中で働いたニューヨーク生活とほぼ同じ年月の間、宮城まり子さんは人を助けるために働いていた。
人の助けを必要な人に手をさしのべ、成長した子供たちが今、人の心を捉えてやまない。
まり子さんはクリスチャンだ。まり子さんは神様が応援してくれているに違いない
人類愛と心から吹き上げる
愛の泉を持っている。

 誰でもが何かの才能があると私も信じている。しかし、自分で肥しをあたえず、花咲かず、不幸を背負って
人生を終える人もいる。
 ・・人類愛・・・今私たちが学ばなければならない事、手を差し伸べることをまり子さんのねむの木学園は教えてくれる。

 感動的で有意義な1日であった。