バラのポスターサイズのラグです。見る人を微笑ませる美しいバラです。制作者は大津律子さん。
少し元気のなくなったお母さんを勇気づけるために 「私と一緒にフックド・ラグ作りをはじめませんか?お月謝は私からのプレゼントです」
と出かけるのが嫌になった藤沢に住む母親を誘い、母娘でクラスに参加したのはちょうど1年半前のことでした。
作っていくうちにフックされたのか、みるみる明るくなっていきました。作ったのは19世紀の針ブックの絵を参考にしました。当時縫い針は大切なものでしたので針は大切に扱い小さなブックスタイルの表紙カバーの中におさまっていました。針ブックはとても時代を感じさせる楽しいデザイン画が多く当時の暮らしの文化の一端を忍ばせるチャーミングなものです。
このアイデアから律子さんが作ったラグは「バラ色の人生」と題名をつけると顔がバラ色に輝いたのです。本当の話です。教えるほうも作る方もハッピーになれるラグ作りとはこのことです。
バラに限らず皆さんが作ったラグをそう思ったことを確信します。娘さんの大久保史子さんはお母さんを励ます言葉のアメリカンポスターでお互いに勇気づけあいました。
「親切な言葉は蜂蜜のように心に甘く体も元気になる」 というアメリカの諺の一つです。玄関にまたは部屋にこのようなラグが敷いてあれば、家族とも訪問者とも暮らしを豊かにするメッセージを分かち合え、家もあかるくなりますね。
縫い針袋のブックカバーです ポスターサイズのきれいなラグに出来上がりました 大久保史子さん制作のポスターサイズのラグです。
ポスターサイズのラグ61枚が銀座ミキモトの6階ホールで10月22日~11月11日まで展示されますので、ぜひ見にいらしてくださいね。会期中無休 11時~19時まで。入場無料。
こんな風にフックド・ラグを始める方もいらっしゃるのですね。
そして作っていて心がほぐれ楽しくなっていく作品を作れるのはとてもいいことですね。
もっとたくさんの方にこの楽しさを知っていただきたいなぁ~!