マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

東京はガサツな味がよろし

2015-09-02 22:32:43 | 東京 渋谷

鰻に続いてはどぜうである。


浅草の「飯田屋」や高橋の「いせ喜」あるも、行くだけの余裕なく
渋谷で手を打った。


渋谷店に来るのは、30年ぶりぐらいかもしれない。







宇田川町から渋谷南口のレンガビルに移って7年。


東京に来て食いたいと思うのは、昔ながらの東京の情緒を感じる店だ。


そんな訳でどぜうを選択す。  こればっかりは関西で食えない。







まずは、さらしくじら。 辛子酢味噌がよろしい。


すかさず、燗酒を所望。







どぜう鍋 一人前¥900強は結構するなぁと思ってたが、

¥1700になってたのに驚いた。月日の経過を思い知らされる。


養殖にしたって割に合わないので、内外から活モノを引っ張ってるんだろうが、


今や貴重な存在。 ますます庶民の味ではなくなって行くなぁ…



    



最初にどぜう屋に入ったのは、渋谷店だったと思う。


劇団研究生時代、わーきゃーやってるのに疲れた時は、


代々木八幡から自転車転がして、一人食いに来た。 我ながらシブすぎる。


となりのジジイの食い方を真似しながら、ネギ山盛りを覚えた。


そこへ一味も山椒もふりかけてた。







蒲焼。醤油の勝ったタレがうまい。


昔からあったのかな、記憶にない。


さぁて、ぼつぼつメシで締めるか。







どぜう汁にごはんとお新香。


この味噌汁は秀逸だと思う。


ここにも3尾ぐらいのどぜうが横たわる。

夏のスタミナ不足にはピッタリだ。







というわけで、ネパール料理にシフトしかかったのを無理やり、


東京でしか食えないものとして、どぜうに付き合ってもらった。


昔の劇団メンバー。 具体的にはちゃんと解散していないのでまだ劇団仲間。



     



やっぱり東京の味は、こういう雑なね、がさつな感じのものが美味いと思う。


関西でこれが無いのは、たぶん職人風の男っぽい味はウケないからだ。


こればかりは東京で食いたいものの最右翼。


さて、次回この鍋の前で箸割るのは、何年後のことになるだろう。





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