遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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語り継ぐ宮大工の言葉

2012-04-10 12:05:05 | 講演録



以前の職場の連中と気持よく一杯やった時のこと。「宮大工西岡常一の『鬼に訊け』」というのが面白いので、ご覧下さい。」と勧められた。
法隆寺の昭和大修理、薬師寺の伽藍復興に一生をかけた、3代の宮大工西岡常一の遺言が聞けるというのだ。

東京都写真美術館ホールであるというので、でかけた。ヤリカンナや墨つぼなどの道具の展示と早とちりして、恵比寿のホールに駆けつけたら、ドキュメンタリー映画の公開であった。
西岡が職人として厳しいとは聞いていたが、弟子の小川三夫氏の著書などを見て、鬼と言われる程ではなかったと思っていた。

映像では弟子たちに解りやすく諄々と指導する西岡を映している。どんなことにも即答する、奥行きの広さと知識の豊富さは,並の棟梁ではないことをしめして余すところがない。木の癖を知りそれを活かす木組みをして、1000年もつ建築をする。見通しと感性の良い人だったのだろう。
久しぶりに良いドキュメントを見せてもらった。座席は100人ほどの観客で埋まっていた。こういう催しがあちこちでやられているとは、東京の良さだと思う。名古屋では、10人くらいしか集まらないのではないか。


桜は満開


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