遅いことは猫でもやる

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本格派?ミステリー

2014-05-14 06:46:10 | 


法月綸太郎「ノックス・マシン」角川書店 2013年刊

「このミステリーが読みたい」2014年第一位。
初めてこの作者の作品を読むが、いわゆる古典的な探偵物なのか。怪盗ルパン、シャーロック・ホームズなどの謎解きに重点が置かれた作品。したがって知的なゲームの様相を見せる。

かなり著者は各専門分野を勉強していることが思われる。本書はアガサクリステイやノックス登場させ、タイムマシンの存在も検討される短編を収める。

この他に平行して読んでいるのは、佐伯泰英の古着屋騒兵衛シリーズや、池井戸潤のものだがいずれも今までの範疇内のエンターテイメントである。

こちらの(読む側の)感性が落ちてきたのかもしれない。痛快感や感動をあんまり感じられなくなってきた。要注意であろう。

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