引越し業者の運搬車が到着
運搬車の中は整理整頓が行き届いている
後期高齢者となると、身体のあちこちに故障が発生してくる。東京にいる息子二人から、「そろそろ引っ越してこないか」とかねて言われていた。挙句の果て「もし親父が入院沙汰になっても、見舞いも十分できない」と脅かされる始末。
そうはいっても、関心を寄せてくれるうちが華かと思い、東京移住を決断した。この歳になって「田舎暮らし」というのはよく聞くが、都会へ移住というのはどんなものだろう。それでも、息子のお嫁さんは二人とも協力的なのが嬉しい。
早速引越し業者に見積もりをやってもらうことにした。たまたま一番始めに来た業者は営業担当で話が早い。概要を聞いて見積もりを提示したあと、「この場で他社の見積もりの断りの電話を入れてくれれば、さらに15%下げます」「それでも他社さんは訪問してきて我々を下回る金額を提示しますよ」
その率直さを信用し、他の会社2社にその場で電話を入れ断って即決した。それでもその営業マン氏のいうとおり、断った業者が玄関口まで来て「我社のほうが安いんですがねー」と食い下がってきた。
引越し当日、二人プラス食器収納担当の女性3人で来たが実に手際が良い。知立からここへ引っ越したときは会社関係の人に大勢手伝ってもらい、一大イベントだったことを思い出す。搬出は男二人、搬入も男二人で手際が良い。聞けばそのうちの一人は搬出をメインで行い、車を東京まで運転してきて、搬入まで行っている。いくら若いといってもちょっと過酷ではないか。
人手不足と価格競争はこんなところにしわ寄せが来ていると実感した。この業界もかなりの過当競争にさらされている。
玄関周りも養生万全
エレベーター周りも養生
部屋での荷解き