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雑踏の国インドへ(3)-タージマハルの原型

2017-12-17 15:29:07 | 行ってきました

入場チェックー屋外でのんびりと

城壁の間から中間門を望む

入り口脇の遺跡

門を潜り中へ

振り返れば立派な門だ

デリーでの入場観光はフユマーン廟から始まった。16世紀半ばに建てられたこの廟は世界遺産に登録されており、ムガール帝国2代皇帝フユマーンを悼んで死後王妃が立てたという。後で知ったのだが、タージマハルは后を弔うために豪華な廟を建設したのだが、ここは逆に王妃がたてたというのが面白い。

二代皇帝フマユーン。フマユーンは一時、弟達に国を奪われてしまい、ペルシャに身を寄せたことがあったが、再び奪還するなど波乱の生涯を送った。そんなフマユーン王を不憫に思ってか、王妃の指示により豪華な墓が9年の歳月をかけて建設されました。その美しさはタージマハールの建築時に手本にされたほど。

戦いに敗れ帝国領土を失い、約15年もの長い間国外亡命を余儀なくされ、ほとんど実績がなかった皇帝であったにもかかわらず、この廟によってフマユーンが歴史に名前を残す事が出来たといっても過言ではないのです。やっぱりかみさんが偉かったんだ。

建物は赤砂岩で作られ、精緻な彫刻がイスラムの職人により施され、2階には王や親族の棺が安置されている。本物は地下でここで見ているのはレプリカである。建物は正方形、庭園も含め左右対称に作られている。

遠足なのか中学生くらいの生徒が集団で挨拶を交わしながらすれ違う。家内は廟の前で取り囲まれ、握手攻めにあった。外国人が珍しいのだろうか、親日なのだろうか、それとも中韓と間違えているのだろうか。いずれにしても明るく接してくるのが楽しい。


左右対称で美しい

赤左岸造りの立派な建物

王の棺(レプリカ)

吊り下げ式の燭台

親族の棺(レプリカ)
天井のモザイク文様