秋の山道には落ち葉が降り敷く
稜線から覗く編笠山
足元の落ち葉
秋の3連休、久しぶりに八子ヶ峰トレッキングコースに行った。標高2000m弱の高原状の台地のここは登り1時間半、下り1時間半の手頃なトレッキングコースである。黄葉の始まっている駐車場付近から歩き始め、ロープも張ってある、やや急な斜面を登る。
この傾斜は南米のエンゼルフォールへの最後の登り道と傾斜も距離もほとんど同じである。少し傾斜が緩やかになり、左へトラバースする辺りには、きれいな落ち葉が足元を飾っていた。
熊笹の道
林はすっかり色づいていた
稜線に出ると小屋が望める
八ヶ岳にはまだ雲がかかっていた
縞枯山はまだ夏の中
林はすっかり色づき、黄色や赤の紅葉が美しい。やがて熊笹と落葉松の林に入り蓼科湖へ向かう道との十字路に出る。ここからはなだらかな稜線を景色を楽しみながら歩く。右手に八ヶ岳連峰、正面に縞枯山、蓼科山、左手にヒュッテ・アルビレオの赤い屋根を見ながら歩く。
八ヶ岳には頂上付近にまだ雲がかかっている。登り始めから1時間半かかってヒュッテに到着。3連休とあって小屋は開いていた。
八子ヶ峰の高原状の台地
ヒュッテ・アルビレオ直下
ヒュッテからの蓼科山
ここで昼食休憩。小屋のご主人が雨樋を外して一括り、冬支度を始めていた。我々はまず持参のビールとつまみで乾杯。標高がそんなに高くないのに昼間の酒はよくまわる。おにぎりまでは至らず、いい気分になって出発。
すすきの白い穂がなびく高原を優雅に楽しむ。軽い上下を過ぎたあとは、枯れたわらびが群生する稜線をあるく。なでしこも咲いている。春に来た時10分ほどで蕨が山盛り獲れたところだ。
風がでてきた。スキー場の上部、リフトの終点あたりで白樺湖へ降りる二人連れと別れ、我々はトレッキングコースを行く。傾いた陽が当たる斜面が輝く。下りもロープの張ってある斜面を慎重に降り、日の陰ったさんどうにはいる。
黄色に染まった林の中を15分ほど歩けば駐車場に到着。来たときには5,6台停まっていた車も1台だけになていた。休憩時間を入れて3時間半ほどの快適なトレッキングだった。今の我々の体力ではこれくらいが丁度良い強度だ。
さあ出発だ
八子ヶ峰頂上は平坦
白樺高原スキー場リフト頂上
八子ヶ峰西峰付近の稜線
いよいよ下りだ
名残の斜面
日が傾く中下りの道を行く