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チャイコフスキーの本髄

2017-10-05 16:28:20 | 行ってきました


3日に音楽会があった。急ぎ刈谷に帰り出席してきた。スペシャルオリンピックス日本東京/愛知/京都支援チャリティーコンサートと銘打った音楽会は三井住友海上しらかわホールで開催された。

チャリティとは言え、演者はマーク・ゴトー二、水谷川優子、山本貴史というしっかりしたメンバーのトリオ。ヴァイオリン、チェロ、ピアノのの組み合わせは思ったより重厚感があり、奥行きの深い演奏であった。

プログラムはモーツアルト:ピアノ三重は奏曲第6番ハ長調K548、チャイコフスキー:四季(ピアノ三重奏版)より「10月秋の歌」「11月トロイカ」、チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調作品50「ある偉大なる芸術家の思い出に」

なんといっても3番目の大曲が聴かせた。50分を超える曲でピアノ、ヴァイオリン、チェロがそれぞれ独奏に近いパートがありドラマチックに展開する。チェロも一生懸命だが、ピアノが大活躍である。舞台ではヴァイオリン、チェロの後ろで演奏していたが、3社並列にしても良かったのではないかと思わせた。

音響の良いしらかわホールは1階がほぼ埋まり、いい感じの演奏会であった。演奏会前久しぶりの畏友と伏見の大甚で一献傾けたがすっかり演奏にのめり込んだ。チャイコフスキーはこのような悲しみの曲にこそ本領を発揮するような気がする。