遅いことは猫でもやる

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日本最高の駅

2016-03-07 05:49:10 | 行ってきました
   本日も晴天

連日の好天である。なまっている身体を慣らしに野辺山方面にでかけた。家を出たら雲もない青空に八ヶ岳がそびえ立ち、絶好のハイキング日和である。八ヶ岳の鉢巻道路を走り、野辺山駅を目指す。

野辺山は学生時代、同宿の友人と二人で学校の試験農場に泊まり、こちらから赤岳に登ったことがある。麓から倒木の多い道を登り、赤岳-横岳-硫黄岳-天狗岳-中山峠迄行ったような気がする。20歳前後のまだ元気な頃だ。

もう50年も前のことだ。勿論野辺山の駅舎も建て替えられて可愛いものになっていた。

    これが今の駅舎
    観光案内所はお休み
    国内最高の標示
    駅前からの展望

私の記憶の中にあるのは、木造の鄙びた駅舎で、農業試験場は飛行機の形をした建物で、その翼の辺りの部屋に泊めてもらったような気がしたが、今は勿論そんな面影はない。車はここに置いて、次の信濃川上駅からここまでウォーキングしようというわけだ。駅員に地図はないかと問い合わせるも「そんな物はない」という返事。しかし待合室にいたら、わざわざ川上村のパンフレットを持ってきてくれ「こんなものならありますが」と親切だ。

   プラットホームにも日本最高の駅標示
    小海線がやってくる
    信濃川上駅構内

小海線は2時間に一本くらいの間隔で走っているが、ここ野辺山は国内線で最も標高が高い駅らしい。最高というのはそんな意味で、建築や対応が良いというわけではない。1345m67cmJR国内線の標高が最高点というわけだ。パラパラと乗客、観光客が上下線のホームに分かれて列車を待つ。次の川上駅まで10分程度、無人駅で運転手が車内で切符を回収し降りる。

    ダダっぴろい国道を歩く
    須玉との分岐
    峠を超えれば八ヶ岳が見える
    川上村からの八ヶ岳
    山裾に立つ開拓記念碑
    何故か高原野菜も石碑の対象だ
    野菜畑が整備されている
    畑の横、キャンプ地の脇を小海線は走る
    別荘地脇の歌碑

信濃川上駅から降りてすぐ国道に出て、その脇の歩道を歩く。風情の乏しい舗装道路だ。暫くダラダラとした登りを歩き、ガードをくぐって線路脇を通り、やがて須玉との分岐に出る。何の変哲もない林の中の道だ。しきりに車が通る。緩やかな坂道を登り切ると、赤岳が何時もと逆の裏側から望まれる。川上村はレタスの産地として有名で、先ごろも沖縄と提携して栽培指導をしているとの新聞記事があった。確かに畑地が多い。

    川上村入口に到着
    牧場に遊ぶ牛
    丘の上の農場
    野辺山駅に到着
    駅前の石碑
    駅前道路から見る赤岳と横岳

畑の中の道を八ヶ岳を仰ぎながら進み、踏切で再び線路を横切り、色々な石碑が立つ道を進む。キャンプ場の横をのんびりと電車は走り、やがて別荘地のある渓谷を過ぎると牧場らしきところに出る。数十頭の牛が遊ぶ原っぱを木立越しに眺めながら右に大きく曲がると野辺山の駅はもうすぐだ。駅前にも石碑が立つ。ここの住民は石碑が至って好きなようだ。8・4km2時間弱のウォーキングだった。