遅いことは猫でもやる

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天才の所以

2016-03-29 14:42:50 | 雑感
    大江戸博物館横の桜

週末東京に行った折、両国の大江戸博物館で日伊国交樹立150周年記念 特別展「レオナルド・ダ・ビンチ-天才の挑戦」をやっているとのことで時間を作って覗いてみた。

かの天才とうたわれた人物は確かに絵画彫刻だけでなく、土木工事、建物の設計、機械の設計など多方面にわたって活躍していた。最近の研究でモナリザの下絵に別の顔が隠されていることが話題になっていたが、彼自身自分がおかしいと気づいた時には躊躇なく完成品の絵画も修正をしたらしい。

今回日本初公開と言われる「糸巻きの聖母」も当初描かれていた背景の歩行器が消されている。しかし彼はレオナルド派と言われるほど一派をなしたが確かに著書を読むと、哲学的な記述が多く見受けられる。また時の皇帝に気に入られ、毎夜話し相手を務めたと言われるが、その天才ぶりはやはり群を抜いていたらしい。

残された資料からはどうして彼が天才と言われる才を獲得したかは定かではないが、ただ彼の観察眼は精緻を極め、「鳥の飛翔に関する研究」や「馬の研究」「子供の足の研究」などの記述ノートにあるスケッチを見るとよく分かる。この探究心が色々な成果となって現れたのではないか。

色々なことを考えさせられる面白い展示会であった。(4月10日迄 江戸東京博物館で開催)
博物館横に咲く東京の桜はまだ4分咲であった。

   案内板とパンフレット