昨年の暮から友人が入院している。ロータリークラブに一緒に入会した無二の親友とも言うべき男だ。蛭ヶ野の別荘で庭仕事の途中出倒れ、救急車、ドクターヘリで郡上八幡-岐阜大の病院に担ぎ込まれ、容態が安定して刈谷総合病院に転院してきたという。
はじめて見舞いに駆けつけた折には、まだベッドに寝ていて視力も十分でなかったが、少しずつ改善し、今はリハビリに励んでいる。見舞いに行く度に少しずつ元気になってきているようだ。
入院生活の退屈しのぎにでもなればと、お見舞いの葉書を書いている。手持ちの絵葉書で出していたのだが、80通を越え流石に品切れになってきた。手許には季節外れの絵柄の葉書しか残っていない。入院中は退屈でもあるのだが、体調によって人に会いたくない時もある。はがきなら負担感も少ないし自分の気の向いた時に読めばいい。と教えてくれたのは、複写葉書で「ハガキ道」を提唱されている坂田道信先生の教えである。
先生の教えで、葉書は毎日の元気づけになる。いわば精神的な点滴だ、といわれる。私も余分なおせっかいになるかもしれないが、多少でも退屈しのぎになればと思い、気のついた時できるだけ書くようにしている。それにしても友が一日も早く回復し、元気に退院されることを願っている。