遅いことは猫でもやる

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旅日記 メキシコ(5) メキシコ文化を訪ねる一日ツアー

2010-11-22 22:26:02 | 行ってきました

7/20(火)曇り→大雨 メキシコの歴史探訪。現地一日ツアー参加。

朝食は近くのコンビニでコーヒー(間違ってココアになってしまったが)、サン
ドイッチ、水を買ってきて簡単に済ませる。9:00ガイドの千葉さんがホテル
に迎えに来る。私達2名のみのツアー。ミニバンで出発。


アンヘル像 右手に月桂樹、左手に鎖を握っている

市内レフォルス通り。ナポレオン3世の時代、マクシミリアンが3年だけ統治し
た。その折の后が『シャンゼリゼが恋しいと」言ったのを受けて、そこを模して
作ったという。植民地時代の,わがままな后と、いいカッコしいの統治者のお蔭
でできたメインストリートである。通りにはアンヘル=天使像、アステカの最後
の王クラウテモク、コロンブス、1910年独立100年を祝って建てられた数
々の銅像が並ぶ。

メキシコシテイは殆ど道路は一方通行で、左端にバス、パトカー、救急車用のレー
ンが設けてある。トロリーバスが走っている。環境保全の観点から最近これが見直され
てきたのだそうだ。外務省の近くの教会の前にピラミッドの土台部分が残ってい
る。スペインが1521年に征服した後、この遺跡の石を使って教会を建てたと
いう。街の中心部にも遺跡の上に教会を建てたところもある。当時のアステカの
人々は耐えらえなかったのだろう。スペインはひどいことをするものだ。


グアダルーペの教会

キリスト教の布教が進まなかったのもこういう背景があったのだろう。
奇跡を起こした褐色の聖母、グアダルーペの教会へ行く。
現地人ディエゴが親戚の人の治療に助けを呼ぼうとかけ出したとき、褐色のマリ
ア、グアダルーペが現れ、病気は治った、この花を持ってゆけと,冬に薔薇の花を
授かった。これを包んでもって帰ったマントに聖母が姿を現した。ここからキリ
スト教の布教が進んだという。現地の人と同じ肌の色の聖母、病気を直し、その
他の奇跡を起こすなど、外来或いは新興宗教が定着する要素が沢山盛り込まれて
いる。


奇蹟のグアダルーペの像(実物)

この教会は世界の三大奇蹟の地(フランスのルルド、ポルトガルのファティマ)
ということらしい。丹下健三と親交のあった建築家の手になる近代的な建物だが
たしかに代々木体育館にどこか似ている。いまやメキシコの一億600万の人々
は殆どカソリック。ここはその中心の教会。メキシコだけでなく、中南米、世界
中から信者が訪れる。教会前の広場では時折風船が空に放たれていた。右手の丘
には古くからの教会が集まっている。見ただけでも三つはあった。地盤沈下や地
震で傾いてきているのだそうだ。ウイークデイの午前中といえども、さすがに三
大奇蹟の教会。各所から集まった人たちで賑わっている。韓国人の団体も来てい
た。奇蹟の布地がみんなに見えるように壁に展示してありすぐその下まで行って
見れるような通路が出来ていた。

日本からの観光客もリーマンショック以後徐々に回復してきたが、メキシコー日
本の定期便はJALが撤退し、暗雲が去らなかったがアエロメヒコが週4便就航
させることとなった。但しメキシコ空港は2000m以上の高地にあるので、離
陸時に膨大な燃料がかかるので、メキシコシテイの直接便はないそうだ。

次はいよいよハイライトのティアティオカンのピラミッドだ







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