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旅日記 メキシコ(3) ラテンらしい極彩色の街グアナハトへ

2010-11-07 17:20:02 | 行ってきました

7/18(日)晴れ グアナハト=レゴハウスのような世界遺産の街

本日はかねて行きたかった、銀山の街グアナハト。日本の石見銀山と同じくらい
の産出量を誇った街だ。以前NHKの世界遺産紹介番組で銀山に働いていた人を
題材にして取り上げていて一度は行きたいと思っていた。


チリソースをかけてくれる店員さん

グアナハト入り口のモニュメント


街へ入る地下道


朝9時過ぎ知成君の車で出発。途中スタンドで給油をし、付属の売店でスナック
菓子(豚の皮を揚げたものに、袋を開けチリソースをかけてくれる)とコカ・コー
ラを買う。鉱山跡の地下道(坑道)が道路になっており、そこを抜けて街に入る。日曜日の
世界遺産の街とあって観光客が多い。

知成君の話によると、メキシコでは人口1億600万人で、自殺者は4000人だ
そうだ。今日本はメキシコ人が考えるほどのパラダイスではない。人口1億3
000万人で、3万人の自殺者がいる。貧富の格差がが進み、リストラにあって人生を
はかなんで自ら命を落とす人も多いという話を彼がしたら、メキシコ人に「どうして会社を首になったくらいで自殺をするのか?」と不思議そうに聞かれたらしい。ラテンでは、規律に縛られ働かなくても済む生活ができるのではないかということが優先するようだ。

そういえば、車が交差点で渋滞気味に止まると、ぼろ布を持った若者がニコニコ
笑顔を見せながら近づいてきて、窓を拭き、明るく手を出してくる。甥っ子が「あげな
くてもよいが、ポケットの中の小銭くらいで十分だ」と教えてくれる。それでも
多分一日やっていれば、10ペソ以上にはなるだろう。パンが1ペソの国だから、
食べてゆくのには十分だろう。しかも人は温かい。自殺者が日本の1/8くらい
というのが頷ける。


銀鉱跡の見学地


坑内の酒場

坑道

道具の展示場 なぜかミイラがあった

鉱石を砕く道具

観光客用の銀鉱跡へ。当時の酒場,坑道,鉱石を砕く道具などが展示してある。説明係のお兄さんが何やら早口ののスペイン語で熱心に喋る。参考に入る坑道はは長さ30m、深さ2
0m位のミニチュア模型みたいな場所だ。むしろさっき通ってきた、町の入口の坑道跡を利用した地下道のほうが宏大だ。


くちずけの小径

グアナハトの街角

大聖堂の中


レストランで一休み

スペイン語の注文はすべて知成君が

ビールはもちろん,料理はみんな美味しかった


マリアッチが休日気分を盛り上げる

街中に戻り、くちづけの小径、ドン・キホーテ美術館、大聖堂、劇場などを見て
昼食。大きなガジュマルの木陰のテーブルに座る。ソバ・デ・トルティージャ
(トルティージャのスープ)、春巻きのチーズソースがけ(クラウタ)を肴にビー
ル。マリアッチが何組も回りで演奏をしている。

大劇場


ケーブルカーで登る山


山頂の英雄像


極彩色の絵の具箱の中のような景色


風船売もここでは景色に溶け込んでいる

市場の中も賑やかだ



昼食後ケーブルカーで大きな像のある山頂へ。ここからの展望が素晴らしい。山
際に散在する住宅がまるでレゴの箱をひっくり返したように,色とりどりで綺麗
だ。ヨーロッパのように統一された色調の街並みもきれいだが、これらもいかに
もラテンらしくて楽しい。再び街へ降り,街角でトルティージャうりに声をかけ、
味見をさせてもらう。大きな市場をざっと見て帰途へ。グアナハトはなかなか雰
囲気のある街だ。メキシコ各地から観光に来た人が多い。6時半ころ帰宅。


待っていてくれた優衣ちゃんとのツーショット


フレンドリーなレストラン


甥っ子家族と妹

一日待ってくれていた奥さん、優衣ちゃん、妹、も合流して、全員でスペイン料
理のレストランへ。日曜営業の店は限られているが、やはり店員はフレンドリー
である。

メニューは、昨日飲んだ黒ビール(ネグロ・モデロ)サングリア、ハウスワイン、
料理は、ステーキ,パエリア、タコの柔らか煮、地中海風サラダ、タコス、生ハ
ムとバケット、などで和やかな雰囲気で愉しむ。勘定は全部で約1000ペソ。
本日は今までのささやかなお礼にもならないが、気は心で我々が,サインした。

帰って家で、テキーラ,オレンジジュース、の砕氷割りを一杯飲み、みんなで話
をして就寝。11時。