遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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寒の永平寺

2008-02-04 16:52:04 | 雑感
かねて家内が行きたいといっていた、永平寺を訪問してきた。

寒のうちで寒い時だが、雪はそんなになく、静かに建っていた。

なにか神社と違い参拝客というより見学客みたいな雰囲気の人が多い。
案内をしてくれる雲水や修業中の人は真摯な態度なのに申し訳ないような気持ち
である。

座禅をしている僧堂のほうは、「摂心中につき通行禁止」と遠回りさせられ、庫
院(食堂)のほうへ。此処では食事も、入浴も、手洗いも日常の生活すべてが修
行なのだという。すれ違う雲水も、廊下や階段の端を歩き、音を立てない。

真面目に一生懸命修行している彼らの脇で、不謹慎な我々が同じ空間にいるのが
申し訳ないと思える。もっと大雪に埋もれるか、しんしんと冷え込んだほうがい
いのかもしれない。
生活すべてが修行という道元の教えは、生き方について、いい加減な事は許さな
いよと言っているようだ。







今庄のそば道場

2008-02-04 15:23:56 | 雑感
福井県今庄のそば道場の体験。
八ヶ岳、富士見高原の「おっこと亭」のそば打ち体験に続いて2箇所目である。

今庄へは北陸線の普通電車(一両のみ)で敦賀から二駅目
タクシーで10分ほど。





此処は公営らしい。公民館みたいなところだ。2000円+人数×100円と料
金も安い。それで6人前。360gのそば粉に50gの山芋と水180ccくらいか。先客
が家族連れ1組とおばさん3人組。先生役は一人。あれこれ走り回って指示をして
いる。

私達に「こうやりなさい」と指示をしたら、すぐ次のグループに。作業の大部分
は自分たちでやる。一組に一人づつ先生役がついて、肝心の部分をその先生がやっ
てしまう、「おっこと亭」とはちょっと趣が違う。練の仕上げと、のばしの最終
はやっぱり手を加えたが、こちらのほうがはるかに自分たちがやっていると実感
できた。




道具(のし棒、台、まな板、包丁、打ち粉)自分たちでもってくるのだし、後片
付け、掃除も自分たちでやる。やっぱり「道場」だけの事はある。

打ちおわったら「今日どこへ帰るの?}と聞かれたので、「福井泊まりです」と
告げたら、じゃあ全部食べて行け。明日になると味が変わる。とおっしゃる。2
人で6人前だ。朝飯抜きだったので「ええいままよ」と食べる事にして、大根お
ろしをしこたますりおろす。茹で上がった麺を皿の上に上げ、薬味葱、大根おろ
しをたっぷり乗せ、タレを薬缶からぶっ掛けてたべる。今庄おろしそばだ。さす
がに、3皿目はこたえた。でもおいしかった。山芋の味がはっきり残っている。

「皿とざるの後片付けをやっておいてね。ふきんは黄色、台拭きは白」といい置
いて、先生役は私達を残してさっさとかえる。さばさばしていていやみはない。

もうそろそろ自分だけで、蕎麦打ちが出来そうである。